事業者名:福島交通(福島)
使用・用途:観光貸切仕様
登録番号:福島22 か 1588
シャシーメーカー:三菱自動車工業
搭載エンジン:三菱8DC9型
ボディ架装:三菱自工名古屋
車両型式:P-MS725S
車名:三菱ふそうエアロバス
撮影日:1988年5月29日(日曜日)
撮影場所:皇居前広場駐車場
これは、私が初めて “撮りバス” を行った時に撮ったエアロバスです。この時の撮影では、東京駅は勿論のこと、皇居前広場、東京タワー、浜松町など、観光バスがやたらと来るであろう東京の観光名所を彼方此方を回りましたけど、その中でも比較的 「会心の撮影」と思っている1枚でして、同じ日に当時、両国にあったJRバス関東東京営業所で撮った西日本JRバスのエアロクィーン・W ( 「今日の1枚」 のNo.26で紹介) とともに、大きく引き伸ばして下敷きに押し込めました。
今はあまりこういう撮り方はしませんが、この頃の私はとにかく、ローアングル撮影を美学としていたんですね。通常の立ち位置で撮るハイアングルと座って (しゃがんで) 撮るローアングルと二通り撮りましたが、撮影テクニックを全然会得していなかったためか、妙にハイアングルの撮影が上手くいきませんでした。それは単なる 「ヘタクソ」 に過ぎなかったわけですが、今も進歩はないのかなって気がします。 「プロじゃないんで・・・」 と言い訳も出来ますが、趣味だってもう少しまともに撮れるだろうって出来上がった写真を見て嘆いていた自分を思い出します。しかも一眼レフではなくて、いわゆる 「バ○○ョンカメラ」 が機材なんだから、普通にシャッターを押せば、普通に撮れるんですけどね・・・。
よく、「もはねのバス写真は非公式側からの撮影が多いが、公式側から撮ろうとは思わないのか?」と聞かれます。まぁ、そこが 「プロと趣味の差」 なんですけど、バスに関して無頓着だった当時の私は、公式側と非公式側があるのを知りませんでした。とにかく 「撮れれば良い」 というクチで、この福島交通は公式側から撮っていますけど、当時のライブラリーを見ても、私の撮ったものは非公式側から撮影したものが圧倒的に多いです。今も気にしていないと言えばウソになりますが、実際、あまり気にはしていません。それこそ昔と変わらず 「撮れれば良い」 というスタンスは変えていないことになります。車庫とかで撮るならいざ知らず、車庫だってその停車位置によっては非公式側から撮らざるを得ない場合があります。停留所やバスターミナルも然り。特に偶然、珍しいバスに遭遇した場合なんか、 「これを逃したら、いつ撮れるか分からない」 となれば、公式側、非公式側云々言っている場合ではありませんよね。
これからも、少しは撮り方に気を遣いながら、趣味の範疇でバス写真を撮っていきたいと考えています。
結局、福島交通に関しては何も伝えることがなかったですね・・・。