予てよりトミックスで製品化の予告があった、183系 (房総特急・グレードアップ車) の試作品がHPを通じて発表がありました。
このシリーズの 「Aセット」 がまず、注目なんですが、トミックスでは初めての正面貫通形クハ183の0番代が新金型で製品化されるということ。ご存じのように、183系のオリジナルは、クハが正面貫通形で、モハ183にパンタが搭載されているという仕様。上越向きに登場した1000番代は、オリジナルとは全く異なる仕様で登場したのですが、様々な問題や経緯から、183系のグループに組み込まれました。
トミックスでは1000番代を製品化していましたが、今度、JR仕様ではあるものの、クハ183のオリジナルが製品化されることになりました。
私はどちらかというと、1000番代よりもオリジナルの0番代の方がお好みなんですけど、関水金属では前々から183系の0番代は製品化されていました。ようやく、トミックスでも・・という感じなんですけど、クハだけ新金型で、中間車は1000番代なんですって。なぁ~んだ。
KATOで183系0番代を製品化する前に、ホビーセンターカトーのオリジナル完成品で 「183系房総特急仕様」 というのがリリースされたことがありました。クハ183は0番代ではなくて、非貫通の1000番代にATC機器を搭載した1500番代を製品化し (但し、既製品のクハ183 1000に、前位の窓を埋めるシールを付属しただけ) 、モハ183とモハ182の床下を交換しただけの簡素な内容だったのですが、限定発売ながら即時完売だったと聞きます。当然、予約しないと買えないシロモノで、私も何とか買うことが出来ました。さすが 「房総特急仕様」 というだけあって、交換式ヘッドマークは確か、 「さざなみ」 や 「わかしお」 といった房総特急のマークを新たに用意した記憶があります。しかし、私自身の財政難で、Nゲージを手放すことになり、天賞堂4Fの 「エバーグリーンショップ」 に行って売り飛ばしたのですが、まともなお金になったのはこの183系と同じKATOの 「165系 「さよなら 東海」 仕様」 だけでした。今でも、ネットオークションに出品すれば、バカ高で取り引きが出来る稀少品です。
さて、トミックスの183系ですが、クハの0番代を製品化したことによって、今後の製品展開も気になるところですが、やはり、モハ183とモハ182の0番代を製品化した完全なる房総特急仕様、しかも、国鉄仕様を製品化して欲しいと願っているトミックス信者は多いんじゃないでしょうか。103系の総武線仕様も165系の新製冷房車もトミックスでは製品化されています。そういう意味では、183系 0番代の 「国鉄仕様」 は必須のような気がします。
トミックス様、是非ご一考を・・・。