私にとって、EF66形電気機関車は貨物専用機です。ブルートレインも牽引しましたが、やはり本業は貨物列車を牽引することであり、画像の姿がある意味で “本来の姿” と言えるのではないでしょうか。
EF66といえば、10000系高速貨車とのコンビが有名であり、また、 「フレートライナー」 というコンテナ貨物列車の牽引機としてもその実力を遺憾なく発揮しました。
その 「フレートライナー」 が発展したのが画像の 「スーパーライナー」 ではないかと思います。
国鉄最後のダイヤ改正となった昭和61年11月1日のダイヤ改正で登場した 「スーパーライナー」 は、時速100km/hで走り、東京 (大井) -大阪 (梅田) 間の運転時分が6時間を切る俊足ぶりで、貨物列車としては初めて、機関車にヘッドマークが取り付けられました (テールマークは 「たから」 が最初) 。
高速貨車といえば、空気バネ台車を履いた前述の10000系が有名で、 「スーパーライナー」 も10000系を使用すると思われたのですが、実際はC20やC35など新規格の5トンコンテナを積載するコキ50000系をメインに使用していました。
【画像提供】
岩堀春夫先生
【参考文献】
ウィキペディア
j train Vol.17 (イカロス出版社 刊)