第352回放送 (1984年11月8日)
第1位:恋人達のペイヴメント/ALFEE ①
5
第2位:星屑のステージ/チェッカーズ1
第3位:ヤマトナデシコ七変化/小泉今日子1
第4位:泣かないで/舘ひろし1
第5位:クレイジーラブ/堀ちえみ 初第6位:最愛/柏原芳恵2
第7位:天国にいちばん近い島/原田知世 初第8位:べらんめぇ!伊達男/シブがき隊3
第9位:長良川艶歌/五木ひろし 返第10位:浪花節だよ人生は/細川たかし 初スポットライト:佐藤隆 「マイ・クラシック」
前回5位で初登場したアルフィーが一気に大躍進、チェッカーズを引きずり下ろして1位を奪還しました。その記念かどうかは定かでは無いのですが、予てより坂崎さんが大ファンだったキョンキョンの靴を貰った (何故か片方だけ) というエピソードがありました。
アルフィーを除いたら、今回のランキングは全部下落というものですが、その中で恐るべきは五木ひろし。通算で4回目となる返り咲きランクインという珍記録を樹立します。演歌の強さと言いますか何と言いますか、これもまた、 「凄い」 と言うべきなんでしょうね。
初登場曲は3曲。
堀ちえみの新曲がいきなりの5位ですが、もうこの頃になると、 「堀ちえみの歌」 って言ってもピンと来ないのが実状。実際、本人は短期間で芸能界から身を引くというようなことを思っていたらしく (後日談) 、歌そのものにも身が入っていないようでした。だからちっとも印象が無いんですよね。
1983年の 「時をかける少女」 以来、約1年ぶりに原田知世が登場しました。この 「天国にいちばん近い島」 もまた、同名タイトルの映画主題歌で、薬師丸ひろ子同様、やっぱりこの当時は映画でしかその姿を見ることが出来なかったので、それは貴重なことだったんですよね。
そして9月に木村友衛とともに 「スポットライト」 で取り上げられた 「浪花節だよ人生は」 が満を持して初登場しますが、先陣を切ったのは細川たかし。しかし、かつての勢いはなく、ベストテン圏内へのランクインはこれが最初で最後でした。
「スポットライト」 はシンガーソングライターの佐藤隆。
1980年にデビューし、この 「マイ・クラシック」 は大手百貨店のイメージソングとして発表されて自身最大のヒット曲となります。ただ、シンガーとしては大成せず、ソングライターとしての活躍の方が一般的には知られているようで、特に高橋真梨子の 「桃色吐息」 が一番の代表作と言えるでしょう。