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Channel: Club SKRAM ~もはねの小部屋~
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第303回

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第303回放送 (1983年12月1日)
第1位:瞳はダイアモンド/松田聖子 ②
第2位:ロイヤル・ストレート・フラッシュ/近藤真彦 
第3位:艶姿ナミダ娘/小泉今日子 
第4位:細雪/五木ひろし 
第5位:GOOD-BYE青春/長渕剛 
第6位:エル・オー・ヴィ・愛・N・G/田原俊彦 初
第7位:挑発∞ (MUGENDAI) /シブがき隊 
第8位:SWEET MEMORIES/松田聖子 
第9位:禁区/中森明菜 
第10位:ラヴ・イズ・オーヴァー/欧陽菲菲 初
 
スポットライト:渥美二郎 「釜山港へ帰れ」
 
1983年も12月に入り、そろそろ 「年間ベストテン」 と 「レコード大賞」 の行方が気になる時期になりました。この年も様々な曲がベストテン入りし、話題を作ってきました。
さて、ランキングですが2強は変わらずで、キョンキョンが一気に3位まで上昇しました。取りあえず現段階でのキョンキョンの自身最大のヒットとなります。
「細雪」 も上がったり下がったりを繰り返し、この辺りが 「さすが演歌だな」 と思わせる人気ぶりが伺えます。
6位にトシちゃんの新曲が初登場します。どんな曲かは全っっく覚えていないけど、確か、映画の主題歌だったような記憶があります (同名タイトルの映画で、たのきんの映画ながら、野村義男は出演してない) 。
そして前々回の 「スポットライト」 に登場した欧陽菲菲が満を持してベストテン入りします。前にもお伝えしたかと思いますが、歌よりもそのキャラクターが大いに受けた人でした。あのマシンガントークは、一度聞いたら頭から離れないですよね。
 
「スポットライト」 は演歌歌手の渥美二郎。1979年の 「夢追い酒」 以来、約4年半ぶりの登場となります。因みに初めて登場した 「夢追い酒」 は、当時の 「ザ・ベストテン」 としては史上初の演歌がランキングされたということで、注目を集めました。同じ年にランキングした小林幸子の 「おもいで酒」 が1979年の年間ベストテン1位でしたので、やはり演歌は一度 (人気に) 火が付くと、良い意味でとことん炎上しますので、演歌は侮れないのです。
さて、約4年半ぶりに登場した渥美二郎ですが、久々のヒット曲となる 「釜山港へ帰れ」 は、皆さんもよくご存じの歌かと思います。勿論、渥美二郎のオリジナルではなく、原曲は韓国のチョー・ヨンピル (趙容弼) が歌い、その後も韓国で60人の歌手がカヴァーする大ヒット曲となりました。
日本でのカヴァーは1979年に殿さまキングスが 「泪の波止場」 というタイトルでリリースしたのが最初で、歌詞もオリジナルとはちょっと異なります。殿さまキングスバージョンはあまり知られずに埋もれた格好になったせいか、やはりこの曲を世間に知らしめた立役者は渥美二郎と言えるでしょう。この曲のヒットの関係で、 “元祖” のチョー・ヨンピルも来日することになり、個人的にはチョー・ヨンピルが初の 「韓流スター」 と位置付けています。ペ・ヨンジュンよりも先に日本と韓国の間を取り持った人と言えるでしょうね。
その後もケイ・ウンスク (桂銀淑) やジェロ、美川憲一などがカヴァーしています。

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