事業者名:南伊豆東海バス(静岡)
使用・用途:一般路線(定期観光)仕様
登録番号:伊豆230 あ ・905
初年度登録:1997年式
シャシーメーカー:三菱自動車工業
エンジン型式:三菱8DC11型
ボディ架装:三菱自動車バス製造(※)
車両型式:KC-MS829N
車名:三菱ふそうエアロバス・スタンダードデッカ
撮影日:2014年11月16日(日曜日)
撮影場所:静岡県下田市・宝福寺前
※:三菱自工名古屋 (大江工場) 架装の可能性有りミカンをイメージしていると言われる黄色とオレンジのボディカラーが印象的だった東海自動車ですが、最近はとんと元気がありませんね。観光で飯を食っているような伊豆半島ですが、近年は伊豆縦貫道の部分開通でマイカーによる移動が目立ち、バスや電車を使うという観光客はめっきり減りました。伊豆急行も親会社である東急からのセコハン電車を譲り受けるのが精一杯で、新車はここ20数年で0両。伊豆観光が如何に疲弊しているのがこの事からも解ろうかと思います。そして、バブル真っ只中は奇想天外なバスを数多く導入して、業界における “時代の寵児” とまで言われた東海バスは、利用客の減少に伴って、地域別に分社化することになり、1999年に伊東がメインエリアの伊豆東海バス、松崎や土肥といった西伊豆地域がメインの西伊豆東海バス、下田を中心とした南伊豆エリアを縄張りとした南伊豆東海バス、沼津や三島などの伊豆地区における都市部がメインの沼津登山東海バス、修善寺周辺を根城にしている中伊豆東海バス、そして貸切専門の新東海バスの6社に分社化されました (貸切部門は一足先に1996年に分社化) 。
赤 (朱色?) と白、灰の3色構成だった貸切のボディカラーは順次、CIの一環で、小田急グループの統一カラーに変更され、路線バスも既存の色をベースにしつつ、若干アレンジが施されていますが、グループ会社の箱根登山バスから転籍した車の一部は古巣のカラーそのままで走っているから驚き。色変え出来ないほど財政状況は火の車と化しているのが現状です。ただ、伊豆急と違う点は、取りあえずは新車が導入されているみたいですが、メインはやはり親会社やグループ会社からのセコハン導入ですので、新車配置はさほど多くありません。
画像の905号車は、2011年4月現在では中伊豆東海バスに在籍していましたが、この3年半の間に南伊豆東海バスに転籍したみたいで、撮影日は定期観光バス 「下田名所めぐり 遊覧バス」 に充当されていました。今の東海バスはあまり撮ろうという気にはならないのですが、標準床仕様なのが妙に気になって思わず撮っちゃいました。なお、ボディ架装ですが、ちょうどこのバスが登場した時期は三菱自動車バス製造 (旧・新呉羽自工、現在の三菱ふそうバス製造) で架装した車と三菱自工名古屋自動車製作所 (大江工場) で架装した車と二分しており、ウェイトは富山の方が多いかと思いますが、もしかしたら名古屋製である可能性もあります。
画像の905号車は、2011年4月現在では中伊豆東海バスに在籍していましたが、この3年半の間に南伊豆東海バスに転籍したみたいで、撮影日は定期観光バス 「下田名所めぐり 遊覧バス」 に充当されていました。今の東海バスはあまり撮ろうという気にはならないのですが、標準床仕様なのが妙に気になって思わず撮っちゃいました。なお、ボディ架装ですが、ちょうどこのバスが登場した時期は三菱自動車バス製造 (旧・新呉羽自工、現在の三菱ふそうバス製造) で架装した車と三菱自工名古屋自動車製作所 (大江工場) で架装した車と二分しており、ウェイトは富山の方が多いかと思いますが、もしかしたら名古屋製である可能性もあります。
私も伊豆の血が流れているだけに、東海バスや伊豆急の這い上がりには思いっきり期待したいのですが、下田市街地、いわゆる 「まちなか」 のシャッター通りを見ると、それも何時になる事やら・・とため息が出ます。
【参考文献】
東海自動車グループ公式ホームページ
バスラマインターナショナル No.130
BUSRAMA EXPRESS No.10 「エアロクィーン & エアロエース」
(いずれもぽると出版社 刊)
ウィキペディア (三菱ふそうエアロエース)
東海自動車グループ公式ホームページ
バスラマインターナショナル No.130
BUSRAMA EXPRESS No.10 「エアロクィーン & エアロエース」
(いずれもぽると出版社 刊)
ウィキペディア (三菱ふそうエアロエース)