ちょっと川崎に用事がありまして、その帰り道に寄った店です。
何となく思い出したかのように、蒲田に立ち寄ってみました。
さて、今日は何処に行ったのでしょう・・・。
行った店・・・・・・ラーメン厨房 麺バカ息子場所・・・・・・・・・大田区蒲田4丁目 (京急蒲田駅の近く~商店街 「あすと」 内)食ったもの・・・・ 特製豚醤油 (バカ海苔をトッピング)ご飯を付けて ¥1,100-
スープ・・・○
言わずと知れた、東京城南地区におけるG系 (ガッツリ系) ラーメンの第一人者・・ならぬ、 “第一人店 (そういう言葉があるのかどうかというのは、特に聞くことなかれ) ” として著名な店です。
2年前、同じ蒲田の 「しんか」 という店で食べて、京急蒲田駅に戻る途中でこの店を発見し、 「あぁっ! この店、知ってるっ! こっちにすれば良かったっ!」 と地団駄踏んで悔しがったのを思い出しました。その時既にG系はよほど胃の調子が良くないと行かないくらい、拒絶していたんですけど、やはりネームバリューの高さから、一度は足を運ぶ必要があると考えていました。2年越しでその悲願が叶ったわけです。
あっさり系もあるようですが、やはり基幹は豚骨ベースのこってりスープ。つけ麺や汁なしそばもありますが、やはり基幹メニューを選ぶのは自然の流れかと思います。そして、チャーシューや玉子が標準トッピングされている 「特製豚醤油」 をオーダーしました。
待つこと数分、オーダーしたラーメンが運ばれてきましたが、見た目は見ての通り、 「二郎」 や 「角ふじ」 と同じ仕様。私はこれを 「ラーメン界のセレガとガーラ」 というふうに呼んでいます。えっ!? 解らない? それじゃあ、 「ラーメン界のbBとブーン」 は・・? それもダメ? それなら、 「ラーメン界のウルトラマンとウルトラマンジャック」 ・・もっと解らないか。ラーメンの世界にもOEM供給というのがあるようです。
始めの一口ぃ~
味も同じですね。店名が違うだけで、見てくれ味が同じということは、まさに 「ラーメン界のOEM供給」 そのもの。豚骨スープを徹底的に煮込むとほんのり甘さが滲み出ますが、それに醤油ダレのしょっぱさがそれぞれを覆い被せることなく、独立した味に仕上がっているのはそれは凄いことだなって思います。
いつもですと、啜りすぎて胃に来て、キャベジンかソルマックのお世話になることが多いG系ラーメンにあって、今回は胃に来ることはありませんでした。
麺・・・○
富多屋製麺製の極太麺を採用しています。
「二郎」 は自家製麺ですが、ここは製麺所の完成品を使用しています。
極太らしく、歯応えはありましたけど、あまり 「固いっ!」 という感じではなかったなぁ~。
チャーシュー・・・△
さすが “OEM供給” 。チャーシューの工藤さも一緒でした。
今回オーダーした 「特製豚醤油」 は、チャーシューと玉子が標準トッピングされているというのは前述の通りですが、重ね重ねチャーシューを別オーダーしなくて良かったと心底思いました。いつものように、別注でチャーシューをオーダーしていたら、間違いなくソルマックかキャベジンのお世話になっていたでしょうね。
玉子・・・◎
久々に 「美味いなぁ」 と思える玉子に遭遇しました。
幾分、熟し過ぎかなという気がしないでもなかったのですが、味がほんのり良い感じに付いていたのが評価を大きく上げました。
総合評価:B1
終わってみれば、やっぱり評価も “OEM供給” ということで。
それにしても、海苔にはびっくりしました。
別注トッピングの中に 「バカ海苔」 というのがラインナップされていたので、私はてっきり、海苔が大量に盛られるのだと思っていました。そうしたら、畳3畳分 (勿論、大仰です) の巨大海苔が2枚、乗っけただけで、 「ちょっと違うんだけどな・・・」 と思いつつも、手でちぎりながらスープに浸し、ご飯に巻いて食べていました。ただ、ぶっちゃけ、食いづらい。
店内の壁には様々なサインが飾られていましたが、あれを 「バカうま」 と評した人、 「二郎」 や 「角ふじ」 を食っていれば、自ずと味も予想がつきそうものなのに、 「美味い」 の上に “バカ” を加えるなんて、どういう舌をしているんだろう・・・?