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Channel: Club SKRAM ~もはねの小部屋~
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今日の1枚・325

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事業者名:銀河鉄道(東京)

使用・用途:観光貸切仕様

登録番号:多摩200 か 2530

社番:G-705号車

シャシーメーカー:三菱自動車工業

エンジン型式:三菱8DC9型

ボディ架装:三菱自工名古屋

車両型式:P-MS725S

車名:三菱ふそうエアロバス

撮影日:2014年7月19日(土曜日)

撮影場所;江東区青海・日本科学未来館前

青海に突如現れたMS7のエアロバス。しかも東京では比較的名が知れた銀河鉄道が所有している個体ということで二度ビッ栗。いつ、 (エアロバスを) 導入したんだ・・?
銀河鉄道といえば、 「夢だけでつくった世界一小さなバス会社」という触れ込みで業界の注目を集めている事業者ですが、最近では元草軽交通の日野RC701Pを購入したことでも知られています。
本社は東村山市にあるんですが、社長氏が生粋のバス好きで、趣味が高じて本当にバス会社を立ち上げてしまったのだから凄い。バス会社を起業するまでは、自身でバスを所有していて、有名どころでは呉羽のサンシャインデッカを西工のC-競椒妊のように後部をステップアップさせた 「パラマウントデッカ」を所有しており、社長氏はこれに顔面スワップでMS7エアロバスの顔をくっつけちゃいました。当然、これは日本で唯一無二の存在だったとか。さらに日野グランシアターも購入したこともあるツワモノ。グランシアターは会社設立時のフラッグシップとして活躍しましたが、残念ながらパラマウントデッカもグランシアターも今は手放しているようです。保存対象で残して欲しかったですね。

銀河鉄道は1999年に設立し、翌年から特定輸送 (特別支援学校のスクールバス) と貸切事業で営業を開始、2003年には東村山市のコミュニティバス 「グリーンバス」を同社が運行を委託し、路線事業に進出します。
現在のフラッグシップは、MS8エアロクィーンですが、注目すべきはやはり前述の日野RC701P (1981年式) でしょう。DPFの装着など排ガス規制の諸条件をクリアし、 「レトロバス (という愛称かどうかは定かではありませんが) 」 として、今や昭和生まれの団体からバスマニアまで、引っ張りだこの状態です。

さて、画像のエアロバスですが、2009年に発行された 「バスラマインターナショナル」 のNo.112で銀河鉄道を取り上げた時、エアロバスはまだ在籍していませんでした。この個体は元々は帝産観光バスが所有していたもので、昨年6月に銀河鉄道に移籍したそうなんですが、導入当初は真っ白なボディに小さく 「銀河鉄道」 と社名が記載されていただけでしたが、後に画像のような同社の標準カラーに塗り替えられました。っていうか、帝産にMS7エアロバスって今も残存していたとは・・・。しかもP代ですからね。初年度登録はマイナーチェンジ車が登場した1988年から1990年前半になるかと思いますが、帝産でマイナー後のエアロバスというのは、そんなに数は多くないんじゃないでしょうか? 京都、神戸、奈良はよく分かりませんが、少なくとも東京では見た記憶がありません。僅かに1回だけ、東京支店配属の後期型エアロを見たことがありますが、それは伝説的なターボエアロ (試作車) でした。画像の個体にはターボダクトは取り付けられていませんでしたので、普通の仕様ということになりますが、おそらく、帝産退役後、一旦別の会社に転籍して、流れ流れて銀河鉄道に引き取られたのではないかと推察します。
同社のMS7エアロバスは3台あるようで、この日も画像のG-705号車の他にもう一台いました。日野RC701Pに続いて、銀河鉄道ではまたしてもレトロバスを導入しましたが、その一方で新車 (三菱エアロエース) も導入しています。どっちにウェイトを置いているんだろう・・・?

青海の日本科学未来館には、タイムスリップしたかのように、旧型のエアロシリーズが多数やって来ており、銀河鉄道のMS7エアロバス2台とMS7エアロクィーン・K (社名不明~あの忌まわしき針生バスカラー) とMM5エアロミディ (海浜観光バス) が同じ時間に屯ってました。

後期型とはいえ、久々にMS7エアロバスを見られて少しだけ感無量でした。


【参考文献】
銀河鉄道オフィシャルホームページ
バスラマインターナショナル No.112 (ぽると出版社 刊)
観光バスのページ
エキサイトブログ 「東陽 (三) 洲崎車庫」
ウィキペディア

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