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Channel: Club SKRAM ~もはねの小部屋~
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所有事業者:はとバス (東京)

仕様・用途:一般路線 (定期観光) 仕様

登録番号:品川22 か 2262

社番:128号車

初年度登録:1981年

シャシーメーカー:いすゞ自動車

搭載エンジン:いすゞ10PA1型

車体架装:川重車体工業

車体型式:川重ハイデッカー況

車両型式:K-CRA650

撮影日:1991年4月7日 (日曜日)

撮影場所:皇居前広場駐車場



1970年代後半から80年代前半における、はとバスの主力車両といえばこのCRA650でしょう。定観用、貸切用問わず、今やスーパーハイデッカーが全車両の大半を占め、事実上、 「日本一、スーパーハイデッカーを所有している事業者」といっても過言ではないはとバスですが、はとバスにスーパーハイデッカーが “本格” 導入されたのは1988年。当たり前ですがそれ以前は、ドレクメーラーやケスボーラといった輸入車を除いて、右を見ても左を見てもハイデッカーばかりでした。そして、はとバスの車両と言えば、1980年代後半辺りから富士重工のボディを架装した車が目立つようになりましたが、それ以前は画像のような川重車体工業 (→アイ・ケイ・コーチ→いすゞバス製造→ジェイ・バス) 製の標準ボディを架装していました。

説明するまでもなく、はとバスは主に東京周辺で定期観光バスを運行する事業者です。観光とあらば、通常よりも視界の高い位置で名所・旧跡を眺められるようにしなければなりません。スーパーハイデッカーの導入は当然の選択と言えるのですが、1970年代後半から1980年代前半にかけては画像の車でもかなりのタッパでした。この頃から高床化がエスカレート (?) し始め、スーパーハイデッカーで一応の完成を見るわけですが、21世紀の今、コスト削減を理由にスーパーハイデッカーの導入が一頃に比べて減少しているのを見ると、バス業界も 「昔に戻る」 傾向があるのかなって気がします。

撮影が1991年ですので、このCRAにとっては最末期の姿になります。
車歴的には10年ですが、既にスーパークルーザーSHDが多数派になって主力の座に就きつつあり、ハイデッカーの方もCRAの後継車種になるLV219が席巻していたので、全体的に見てもかなり古ぼけた姿であるのは否めませんでした。

それにしても、この撮り方、今にして思えば 「何で、公式側から撮らなかった?」 と自問自答しそうな撮り方ですけど、両隣にバスがいるわけでもなく、天候も太陽光を気にする必要がなかったので、十二分に公式側から撮れましたね。でも、あの当時の私には、公式側とか非公式側とかの意味を知らずして、 「とにかく撮れれば良い」 みたいな感じで撮ってたから、この頃撮ったバスは殆ど非公式側からのアングルです。今は逆になるべく公式側から撮るように心がけていますが、本格的な撮りバスの面々は、公式側と非公式側と2枚撮るみたいですね。 「リアも識別のファクターなんだよ」 と仰る人がいましたが、そこまで来るともう、プロの領域ですよね。私はどう転がっても 「アマチュア」 「マニア」 の領域ですから・・・。


【参考文献・引用】
バスラマインターナショナル No.109、110 (ぽると出版社 刊)

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