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Channel: Club SKRAM ~もはねの小部屋~
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今日の1枚・733

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所有事業者:オオキタ (大阪)

仕様・用途:募集型貸切仕様

愛称:アメニティ

登録番号:大阪230 あ ・116

初年度登録:2010年

シャシーメーカー:UDトラックス

搭載エンジン:三菱6R10(T4)型

車体架装:三菱ふそうバス製造

車両型式:LKG-AS96VP

車名:UDトラックススペースウィングA

撮影日:2011年3月3日 (木曜日)

撮影場所:江戸川区某所



画像は再々々掲くらいになろうかと思う、弊愚ブログではお馴染みになったオオキタのスペースウィングAです。一部媒体では 「エアロクィーン」 と表記しているサイトもあるようですが、こちらはスペースウィングAになります。まぁ、とどのつまりはエアロクィーンなんですけどね・・。そして、弊愚ブログでは2例目になる、 「UDトラックス」 ブランドの車になります。私のバスライブラリーにあるUD車のうちの9割9分が 「日産ディーゼル」 ブランドのバスですからね。

ふそうとUDの蜜月と顛末については、弊愚ブログでも度々お伝えしているので、ここでは割愛しますが、西工との関係を絶ってまでふそうとくっつこうとしたUDの思惑がよく解らないのですが、どっちにしても、ユーザー目線 (ついでにマニア目線) から見れば、バスの選択肢が一つ消えたことの方がある意味で衝撃的だったのではと思ったりします。

ふそうとUDの相互OEM供給締結は2006年から始まり、路線車のスペースランナーなのに 「エアロスター」 を名乗ったり、逆にエアロスターなのに 「スペースランナー」 を名乗ったりするモデルが登場しましたが、観光・高速車については、エアロエース/エアロクィーンのOEM車しか現れず、それぞれ 「スペースアローA」 、 「スペースウィングA」 を名乗り、スペースアロー/スペースウィングで 「エアロエースS」 とか 「エアロクィーンS」 を名乗るモデルは現れませんでした。

この相互OEM車は、BKG-/PKG-代では比較的数が多いのですが、これがLKG-代になると急激に数が減ります。特にLKG-代のスペースウィングAは、生産 (登録) 台数が5台あるかないかという少数派。かつての西工C- (後のSD-機 型ボディを架装したDA66に負けず劣らずの少なさです。しかも、外面がエアロクィーンと同じだから、誰の目でも 「あれはエアロクィーンだ」 と判断されてしまいますから始末が悪い。私の知っている採用ユーザーは、画像のオオキタを始め、三重の菰野東部交通、広島のカオル交通ですが、残る2~3社は? 富士急行 (富士急湘南バス) が所有するのはBKG-代・・だったよな。

撮影地である江戸川区某所の 「第一サティアン」 も今は撤退し、トラックの車庫になっています。晩年はウィラーの駐車場になっていましたが、それも新木場の営業所に移りましたので、バスの 「仮寝の宿」 ではなくなってしまいました。ここでオオキタのエアロキングやみらい観光のアステローペなど、各社のツアーバスを撮りました。初めて弘南バスの 「津輕号」 仕様車を撮ったのも第一サティアンでしたね。


【参考文献・引用】
バスラマインターナショナル No.119
年鑑バスラマ2010→2011
BUSRAMA SPECIAL No.11 「UDマークのバス達」
(いずれもぽると出版社 刊)

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