上野に用事があって出かけたのですが、その途上、浅草で 「いつの間に出来た?」 というラーメン屋を発見しました。それが妙に気になったので、用事を終えてその帰りがけに寄ってみることにしました。
さて、今日は何処に行ったのでしょう・・・。
行った店・・・・・・浅草ら~めん 龍太郎
場所・・・・・・・・・ 台東区浅草2丁目 ( 「西浅草3丁目」 交差点角)食ったもの・・・・ チャーシューメン (味玉をトッピング)¥950- (ご飯はサービス)
スープ・・・○
国際通りと言問通りの交差点角にある店で、以前は見かけなかったから、おそらく最近になって出店したものと思われます。
浅草寺、雷門、六区という浅草の中心地からは少し離れているので、ここまで観光客とかは足を向けないだろうという場所なので、集客としてはちょっとムズい立地条件かなという気がしないでもありません。まぁ、強いて挙げれば、やはり六区寄りなんだけど、それでも北端で、さらに強いて挙げれば花やしきが若干近いかなという感じ。だから、ここまではなかなか来ないだろうと思ったりします。
しかし入ってみると、すげぇ超満員。 「只今、満席なので・・」 と一瞬、断られるところでした。そんなに有名店なのか? と思ったら、どうも様子がヘン。客の会話は全て中国語。つまり、大口の中国人団体が半ば貸切状態でこの店を占拠していたんです。中国四千年の歴史でラーメンは飽きるほど食ってる筈なのに、わざわざ日本くんだりまで来て、ラーメンを食う必要もないと思いますけどね。
で、そんなんだから、別の店でも探そうかと店を出ようとした時に、 「カウンターでも良ければ・・」 と促されて取り敢えず食うことにしました。
メニューは意外にシンプルで、豚骨醤油と同味噌、担々麺もあったかな? というわけで、今回は豚骨醤油をオーダーしました。
こんなに大口の団体客がいるにもかかわらず、オーダーして2~3分で運ばれてきました。早っ!
始めの一口ぃ~
最初は胡散臭いなと思っていたけど、スープを啜ってみると、意外に美味い。
団体客相手に大量のラーメンを作っているから、かなりがさつになるんじゃないかって危機感を募らせていたんですけど、ダシはハッキリとしているし、醤油ダレも適宜にアピールしています。家系にちょっと似てるかなって気もしましたけど、家系に比べたら少しあっさりしています。
麺・・・△
中細麺ですね。
一応、 「カタメで・・」 と念を押したのに、いざ食ってみると、 「どこが固いんねんっ!?」 と呆れてしまいました。
仄かに歯応えはあったように感じられましたけど、それを差し引いても 「固い」 とは言えません。
チャーシュー・・・○
馬鹿にしていたけど、これ、なかなか良いですよ。
肉の部分は若干の硬さがあったけど、脂身の部分が全然工藤くないです。 「麺プレ」 的には絶対的合格点ですね。これでもう少し、気持ちもう少し肉の部分が柔らかくてジューシー感があったら、満場一致で “◎” の評価です。
玉子・・・◎
標準で半切りの玉子が乗っかっていまして、別注トッピングで丸々1個が乗っかります。
白身がヤワかったのが惜しい。それを除けば “S◎” 的な玉子です。
黄身の熟し加減、そして味も良い感じに出ていました。ただ、若干しょっぱかったかなという気がしないでもありませんが、でも “◎” 評価は落ちませんね。
総合評価・・A3
「胡散臭い店と感じる店ほど、味は実は一級品」という、 「麺プレ」 の法則が今回も実証されました。その話を聞きつけて、中国人の団体が押し寄せたのかもしれません。でも、出来れば日本人の団体客が押し寄せて欲しかったですね。
「やめようか」 と思っていたのを、結局はそのまま待つような形で残ったのが正解でしたね。