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Channel: Club SKRAM ~もはねの小部屋~
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“二番煎じ” は成功するのか? の巻

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11月25日 (日曜日) 晴れ

大相撲九州場所は貴景勝が優勝しましたね。横綱不在という幸運もあったかもしれませんが、大相撲に新たなスターが誕生した瞬間でもあります。明日辺り、おバカなマスコミは、元の師匠でもある貴乃花にコメントをもらいに行くんだろうな、きっと。貴景勝は、我らが石野真子さんと同じ兵庫県の芦屋市出身です。真子さんも喜んでは・・・いないか。

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さて、芦屋と言えば関西。関西と言えば昨日だか一昨日だか、2025年の万国博覧会を大阪で開催することが決定されましたよね。強引なこじつけですけど、個人的には東京オリンピック・パラリンピックよりも喜ばしい限りと位置づけています。一度は行ってみたい、そんな気もします。

・・・でもね。
東京オリンピック・パラリンピックにしても、大阪万博にしても、妙に 「昔日の盛り上がりをもう一度・・」的な感情を抱かずにはいられません。まさか 「1970年の大阪万博のパート2」 を考えているんじゃないでしょうね? だとしたら、まず失敗しますね。
映画にしてもドラマにしても、続編って大概、粗筋が判っちゃってて、全然面白くなかったりしますけど、東京オリンピック・パラリンピックも大阪万博も何だか 「パート2」 というか、 「二番煎じ」 的な期待感丸出しなんですよね。

1964年の東京オリンピック・パラリンピックも1970年の大阪万博も、その時代の流れというか、力というか、皆がその方向に向かっていたから成功したように思えてなりません。戦後復興の象徴でもあり、高度経済成長期の総決算でもあったことから、国家事業として成り立ったのだと思います。リアルタイムでは無かったけど、豊かじゃないながらも、国民全体が 「豊か」 に向かって頑張っていたからこそ、国家事業目線でも国民目線でも大きな足跡として後世に語り継がれているのではないでしょうか。

でも、今はどの分野にしても 「豊か」 になり過ぎちゃって、国家を挙げての事業も金を出せば何とでもなるという発想があるようで、国民目線で見ても、必ずしも皆がその方向に向いているとは限らないし、あの頃の勢いは通り越しちゃっているような気がするんですね。大阪万博は期待するけど、それでも盛り上がっているのは大阪府だけだったりして、そうなると、事業としては失速したと同じことになりかねません。

1970年と同じ手法でやれとは言いませんが、 「期待を膨らませる」 事業にして欲しいと思いますね。税金をつぎ込むんだからさ。


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