「チッチキチィ~」 という決まり文句と、独特のハスキーボイスで人気がある漫才師の大木こだま・ひびき師匠ですが、最初に彼らを見た時、 「 「こだま・ひびき」 なんて、国鉄の特急みたいなコンビ名やな」 って思いました。そしたら、本当に特急の 「こだま」 と 「ひびき」 がコンビ名の由来だったことを知り、今更ながらちょっと驚愕しています。
「こだま・ひびき」 の結成は1981年ですが、それ以前に大木こだま師匠は、別の方とコンビを組んでいてその時のコンビ名は 「大木ひかり・こだま」だったそうです。 「ひかり・こだま」 を解散した後、別ルートで漫才をやっていた大木ひびき師匠とコンビを結成して 「こだま・ひびき」 となったのだそうです。
別にこだま師匠が鉄道好きというわけではないと思いますが、 「ひびき」 とはまた、レア且つマイナーな列車名を芸名にしたなって。もっとも、 「こだま」 もデビュー当初こそ鮮烈でしたけど、 「つばめ」 や 「はと」 が登場してからは、何となく脇役になってしまったし、1964年に東海道新幹線の愛称に抜擢されるものの、各駅停車タイプの愛称で、しかも 「のぞみ」 主体のダイヤになってからは全く目立たなくなってしまったし、そういう意味では結成当初からそういう立ち位置だったのかもしれませんね。 「こだま・ひびき」 を結成した1981年って、折りしも漫才ブーム。でも、表舞台に立てたのはやすし・きよし、ザ・ぼんち、のりお・よしお、紳助・竜介、B&B、サブロー・シロー・・・といった面々 (吉本所属の芸人を羅列しています) 。やすし・きよしやザ・ぼんちなどが 「つばめ」 「はと」 だとすると、やっぱり 「こだま・ひびき」 は 「こだま・ひびき」 なんだろうなって。でも、結成したばっかりなら、特急じゃなくて急行や準急なんじゃないか? 「なにわ・いこま」 とか 「六甲・よど」 とか、はたまた 「ながら・伊吹」 とかね・・・。
でも、こだま・ひびき師匠の漫才は、何気に好きですよ・・・。往生しまっせ。