所有事業者:京都交通(大阪)
使用・用途:高速路線仕様(高速「若狭舞鶴エクスプレス」に充当)
登録番号:京都200 か 3262
配置:舞鶴営業所
初年度登録:2016年
シャシーメーカー:三菱ふそうトラック・バス
搭載エンジン:三菱6R10(T4)型
車体架装:三菱ふそうバス製造
車両型式:QTG-MS96VP
車名:三菱ふそうエアロエース・ハイウェイライナー
撮影日:2017年3月17日(金曜日)
撮影場所:京都駅烏丸口
京都交通は、京都府の北西部、舞鶴、福知山、亀岡などを営業エリアとしていましたが、2004年に経営が破綻して、以降、亀岡のエリアは京阪バスが、そして舞鶴と福知山のエリアは日本交通がそれぞれ経営を引き継ぎました。しばらくは京都交通 (亀岡) と京都交通 (舞鶴) といった感じで、実際には経営形態の異なる二つの 「京都交通」 が存在したのですが、前述のように亀岡が2005年に京阪グループ入りして、 「京阪京都交通」 という企業名になったことから、舞鶴・福知山が従来からの 「京都交通」 を名乗るようになりました。データの所有事業者で、本社を大阪としていますが、これは登記上の本社で大阪市淀川区を登記上の本社としています。よって、データ上でも大阪を本社としています。ただ、2006年に舞鶴市喜多に本社機能を備えた事務所と車両整備工場を新設しており、 「やっぱり本社は舞鶴どすえ」という向きもあるようですね。
京都交通の歴史は古く、1944年に丹波交通として設立されて営業を開始し、1957年に京都交通と商号を変更しました。最盛期には亀岡地区や舞鶴地区だけでなく、京都市内や大阪・能勢地区まで営業エリアを拡大しただけでなく、貸切自動車 (京都観光バス、大阪京観バス、神戸観光バス、名古屋京観バス) 事業や、タクシー (京都タクシーと京聯自動車) 事業、保津川の渡船、運送業などにも進出して、一大京都交通グループを形成していました。
その最盛期ですが、1960年代がピークだったと言われ、非電化のままであった山陰本線を尻目に、トイレ付きの急行バスを走らせるなど、積極的な事業を展開していましたが、モータリゼーションの波が京都府の北西部にも押し寄せて、1990年代には山陰本線が複線電化されると勢いは急速に衰え、また、一族経営にありがちな放漫経営も業績悪化の大きな要因とされまして、貸切事業やタクシー事業などを次々に手放す事態となりましたが、一時期的なカンフル剤にしかならず、2004年に経営が破綻します。負債総額は83億円だったと言われています。
その最盛期ですが、1960年代がピークだったと言われ、非電化のままであった山陰本線を尻目に、トイレ付きの急行バスを走らせるなど、積極的な事業を展開していましたが、モータリゼーションの波が京都府の北西部にも押し寄せて、1990年代には山陰本線が複線電化されると勢いは急速に衰え、また、一族経営にありがちな放漫経営も業績悪化の大きな要因とされまして、貸切事業やタクシー事業などを次々に手放す事態となりましたが、一時期的なカンフル剤にしかならず、2004年に経営が破綻します。負債総額は83億円だったと言われています。
京都-舞鶴間の高速路線バスは比較的老舗の路線で、少なく見積もっても運行開始から30年以上は経過していると思われます。高速道路が無かった時代は国道9号線をひた走り、舞鶴 (東舞鶴) や天橋立までとを結んでいまして、その当時はエアロスター (多分、エアサス付きだったでしょう) を充当していました。
2012年からは小浜へ向かう便も設定されて、同時に西日本JRバスが参入して 「若狭舞鶴エクスプレス」という愛称が与えられましたが、2018年に小浜便が廃止されて舞鶴一本となり、この時 「~海の京都~舞鶴赤れんがエクスプレス」と愛称を変更しました。
舞鶴便はコンスタントに新車を導入しているようですが、画像も2016年式と比較的新しいグループ。こと、舞鶴便に限って言えば、ふそうが過半数を占めているのではないかと思われます。
2012年からは小浜へ向かう便も設定されて、同時に西日本JRバスが参入して 「若狭舞鶴エクスプレス」という愛称が与えられましたが、2018年に小浜便が廃止されて舞鶴一本となり、この時 「~海の京都~舞鶴赤れんがエクスプレス」と愛称を変更しました。
舞鶴便はコンスタントに新車を導入しているようですが、画像も2016年式と比較的新しいグループ。こと、舞鶴便に限って言えば、ふそうが過半数を占めているのではないかと思われます。
しかし、京都交通といえば、こちらも老舗路線になっている唯一の夜行高速路線バス 「シルフィード」でしょう。2015年に導入した新車は、 “京都” を全面にあしらった和のデザインが秀逸で、いつかは撮りたいと思っているんですが、なかなかチャンスが訪れません。
あれから14年が経ちますが、元気なのは旧事業体以上なのかもしれませんね。
【参考文献・引用】
バスラマインターナショナル No.120、131、153
年鑑バスラマ2016→2017
(いずれもぽると出版社 刊)
クラリオンバス機器ニュース別冊情報篇 No.12 「THE HIGHWAY BUS」 (クラリオン社 刊)
ウィキペディア (京都交通 (亀岡) 、京都交通 (舞鶴) 、「~海の京都~舞鶴赤れんがエクスプレス」 )
バスラマインターナショナル No.120、131、153
年鑑バスラマ2016→2017
(いずれもぽると出版社 刊)
クラリオンバス機器ニュース別冊情報篇 No.12 「THE HIGHWAY BUS」 (クラリオン社 刊)
ウィキペディア (京都交通 (亀岡) 、京都交通 (舞鶴) 、「~海の京都~舞鶴赤れんがエクスプレス」 )