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Channel: Club SKRAM ~もはねの小部屋~
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今日の1枚・630

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所有事業者:ジェイアール東海バス

使用・用途:都市間夜行高速路線仕様(高速「ラメール」号仕様)

登録番号:名古屋22 か 5593

配置:名古屋支店

初年度登録:1989年(※)

シャシーメーカー:三菱自動車工業

搭載エンジン:三菱8DC11型

車体架装:三菱自工名古屋

車両型式:P-MS729SA

車名:三菱ふそうエアロクィーン・M

撮影日:1990年2月10日(土曜日)

撮影場所:京浜急行観光バスセンター

※・・たぶん


画像は再掲になります。
いつぞやお伝えしたように、2018年はエアロクィーン・M誕生30周年です。それを記念して (?) 、お蔵入りしているものとか、一旦、蔵出ししたけどもう一回出そうと思うものとか、様々な手段で私が撮ったAQMの画像をお届けしようと思っています。これも一旦は蔵出ししましたが、当時としては珍しい部類に入ろうかと思う1台です。

国鉄時代から、バスのカラーリングは一貫していますけど、一部でその慣例を打ち破って独自のカラーを纏う車が民営化後に見受けられました。代表例が東京駅とディズニーランドを結ぶ 「ファンタジア」 号、瀬戸大橋を渡って岡山と高松を結ぶ便、成田空港と大宮を結ぶ 「ONライナー」 もそうだったかな?
そして、今回お届けする 「ラメール」 号も、JRバスカラーを採用しなかった一例として特筆されます。しかも、 「ファンタジア」 も 「ONライナー」 もそして瀬戸大橋便も昼行便であるのに対して、 「ラメール」 は夜行便という点も見逃せません。21世紀の昨今は、その範囲も広がっていると思いますが、当時はかなり思い切ったことをするなと感じたものです。

「ラメール」 号に関しては、 「今日の1枚」 のNo.81で詳細をお伝えしているので、ここでは割愛しますが、京急プロデュースの夜行高速路線バスとしては初めての横浜発着便でした。しばらくは横浜-名古屋間の便でしたが、2002年から品川バスターミナルに運行区間が延長されました。その後、2008年に廃止されますが、その受け皿として、千葉 (西船橋・TDL) -名古屋間の 「ファンタジアなごや」 が横浜を経由するようになって需要を確保しています。

パッと見、京急仕様車と変化はありませんが、名古屋ナンバーであることがJR車であるアピールポイント。それから、JR車はアルミホイールを履かせているのに対して、京急車はスチールホイールで当初はホイールカバーが取り付けられていました。さらに、JR車は固定窓なんですけど、京急車は側窓が開閉式 (逆T窓) であるのも識別点の一つです。
最初に見た時の驚愕は今でも忘れませんね。まさに 「じぇじぇじぇっ!」 級でした。
2006年にはそれまでの4列シートから3列シートへ変更されていますが、画像の車がいつMS8に交替したかはよく判っていません。

ところで、この車の社番があらゆるサイトで調べてみても、はっきりと判りませんでした。慣例そのまま用いるのであれば、 「744-99○○」になると思うんですが、それらしき数字は見当たりません。ただ、ある雑誌に妙な数字が記載されているのを発見しました。画像では見えないんですが、フロントのレフトの前照灯下部に 「4-880」という数字が書かれています ( 「ウィキペディア」 の画像にも、見えにくいがその数字が読み取れる) 。
JR東海バスでは、一般営業車とは別に特定輸送用の車専用の番号が設定されていて、その際はメーカー名と登録番号を用いるんですが、さすがに 「ラメール」 用の車は特定輸送じゃないし、よしんばこの数字を用いたとしても、メーカーはともかく、番号が一致しません。あの 「4-880」 って何やろ・・?

この車の社番が判る方は、是非、ご教示願いたいですね。


【参考文献・引用】
クラリオンバス機器ニュース14 「HIGHWAY BUS Graphics」 (クラリオン社 刊)
ウィキペディア (JR東海バス、ラメール号)


( 「今日の1枚」 アーカイブス)
京浜急行の 「ラメール」 号仕様はこちらを。
http://blogs.yahoo.co.jp/mohane5812001/49971681.html

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