10月11日 (水曜日) 曇り
月初の “地獄絵図 (単に、仕事がきつかっただけ) ”もどうにか峠を越したようで、今日は穏やかに仕事が終わりました。
午後7時からは私はいつもNHK-BSの 「こころ旅 とうちゃこ版」 を観るのが楽しみなんですが、オカンは 「水戸黄門を観る」 と言って、チャンネルをBS-TBSに変えました。何でも武田鉄矢の黄門様が妙に気になるのだとか。確かに、今までの黄門様は蔑視的な言い方をすれば、 「じいさん役者」 が主に演じてきたわけですけど、そういう意味で言えば、武田鉄矢は若いかなと思ったりします。
ところで、皆さんはどんな形であれ、 「水戸黄門」 は観たことがあるかと思いますが、48年前から続く勧善懲悪時代劇の金字塔ですよね。2011年に一旦、終了していますが、今年に入って、武田鉄矢をキャスティングして、BSで復活しました。
それでなんですけど・・・・
水戸光圀 助さん 格さん第1部 (1969~1970) 東野英治郎 杉良太郎 横内正第2部 (1970~1971) 東野英治郎 杉良太郎 横内正第3部 (1971~1972) 東野英治郎 里見浩太朗 横内正第4部 (1973) 東野英治郎 里見浩太朗 横内正第5部 (1974) 東野英治郎 里見浩太朗 横内正第6部 (1975) 東野英治郎 里見浩太朗 横内正第7部 (1976~1977) 東野英治郎 里見浩太朗 横内正第8部 (1977~1978) 東野英治郎 里見浩太朗 横内正第9部 (1978~1979) 東野英治郎 里見浩太朗 大和田伸也第10部 (1979~1980) 東野英治郎 里見浩太朗 大和田伸也第11部 (1980~1981) 東野英治郎 里見浩太朗 大和田伸也第12部 (1981~1982) 東野英治郎 里見浩太朗 大和田伸也第13部 (1982~1983) 東野英治郎 里見浩太朗 大和田伸也第14部 (1983~1984) 西村晃 里見浩太朗 伊吹吾郎第15部 (1985) 西村晃 里見浩太朗 伊吹吾郎第16部 (1986~1987) 西村晃 里見浩太朗 伊吹吾郎第17部 (1987~1988) 西村晃 里見浩太朗 伊吹吾郎第18部 (1988~1989) 西村晃 あおい輝彦 伊吹吾郎第19部 (1989~1990) 西村晃 あおい輝彦 伊吹吾郎第20部 (1990~1991) 西村晃 あおい輝彦 伊吹吾郎第21部 (1992) 西村晃 あおい輝彦 伊吹吾郎第22部 (1993~1994) 佐野浅夫 あおい輝彦 伊吹吾郎第23部 (1994~1995) 佐野浅夫 あおい輝彦 伊吹吾郎第24部 (1995~1996) 佐野浅夫 あおい輝彦 伊吹吾郎第25部 (1996~1997) 佐野浅夫 あおい輝彦 伊吹吾郎第26部 (1998) 佐野浅夫 あおい輝彦 伊吹吾郎第27部 (1999) 佐野浅夫 あおい輝彦 伊吹吾郎第28部 (2000) 佐野浅夫 あおい輝彦 伊吹吾郎第29部 (2001) 石坂浩二 岸本祐二 山田純大第30部 (2002) 石坂浩二 岸本祐二 山田純大第31部 (2002~2003) 里見浩太朗 岸本祐二 山田純大第32部 (2003) 里見浩太朗 原田龍二 合田雅吏第33部 (2004) 里見浩太朗 原田龍二 合田雅吏第34部 (2005) 里見浩太朗 原田龍二 合田雅吏第35部 (2005~2006) 里見浩太朗 原田龍二 合田雅吏第36部 (2006) 里見浩太朗 原田龍二 合田雅吏第37部 (2007) 里見浩太朗 原田龍二 合田雅吏第38部 (2008) 里見浩太朗 原田龍二 合田雅吏第39部 (2008~2009) 里見浩太朗 原田龍二 合田雅吏第40部 (2009) 里見浩太朗 原田龍二 合田雅吏第41部 (2010) 里見浩太朗 原田龍二 合田雅吏第42部 (2010~2011) 里見浩太朗 東幹久 的場浩次第43部 (2011) 里見浩太朗 東幹久 的場浩次第44部 (2017) 武田鉄矢 財木琢磨 荒井敦史
上記の表は、歴代の黄門様、助さん、格さんを示したものです。武田鉄矢で六代目の黄門様になるわけですが、皆さんはいつの時代の 「水戸黄門」 が印象深いですか?
私はやはり、黄門様が東野英治郎先生の頃かなと思っています。西村晃氏も佐野浅夫氏も捨てがたいですけど、それまで映画ではヒールの役が多かった東野先生は、この 「水戸黄門」 で大変身を図ることが出来て、一躍、お茶の間の人気俳優になりました。二代目の西村晃氏も同じことが言えます。
そして、助さんは里見浩太朗氏、格さんが大和田伸也氏かなと思います。物心ついた・・・といっても、大和田氏が格さんを演るようになったのは1978年からなので、物心もヘッタクレもないわけですが、その後で初期の横内正氏の格さんを観たものだから、そのギャップが埋められませんでした。逆に大和田氏から伊吹五郎氏にバトンタッチした時は、 「えぇ~? 何でぇ~っ!?」 と、一抹の寂しさは拭えませんでした。里見氏は後に五代目の黄門様になりましたが、やっぱり里見氏は助さんのイメージが強すぎます。そして、八兵衛の高橋元太郎氏、弥七の中谷一郎氏は絶対に外せないですよね。後年、八兵衛を林家三平 (当時は林家いっ平) 、弥七を内藤剛志が演りましたけど、ダメ。
武田鉄矢も悪人をやっつける時には、ハンガーヌンチャクで・・・んなわけはないけど、金八先生のように、説教がましく悪人を懲らしめるのかな?
今は、こういった勧善懲悪時代劇そのものが無くて、寂しい限りです。
世知辛い世の中、今の悪行を江戸時代に置き換えて、悪人を善人がバッタバッタをやっつけるドラマがあっても良いんじゃないですかねぇ~。