第478回放送 (1987年4月30日)
この日は、授業で初めてパソコン (当時はマイコン) を本格的にいじったようです。もう、何が何だかチンプンカンプンで、別の意味で 「これ (マイコン) を使いこなせる奴は天才だ」 って、その時は思いました。でも、21世紀の今、パソコンを 「マイコン」 って呼称する人、いないですよね。
まずは今週のランキングを発表する前に・・・。
【レコード総合売り上げベストテン】
第1位:PINKのCHAO/渡辺美奈代第2位:砂の城/斉藤由貴第3位:話しかけたかった/南野陽子第4位:サマードリーム/TUBE第5位:マリーナの夏/渡辺満里奈第6位:迷惑でしょうが・・・/とんねるず第7位:ONLY YOU/BOØWY第8位:ポキチ・ペキチ・パキチ/水谷麻里第9位: 「派手!!!」 /中山美穂第10位:疑問/立花理佐【有線放送ベストテン】第1位:I Love You SAYONARA/チェッカーズ第2位:男と女のラブゲーム/日野美歌♥葵司朗第3位:TANGO NOIR/中森明菜第4位:命くれない/瀬川瑛子第5位:真っ赤なウソ/明石家さんま第6位:愛しき日々/堀内孝雄第7位:嵐のマッチョマン/とんねるず第8位:湾岸太陽族/荻野目洋子第9位:水のルージュ/小泉今日子第10位:strip blue/少年隊【ラジオ総合ベストテン】第1位: 「派手!!!」 /中山美穂第2位:I Love You SAYONARA/チェッカーズ第3位:サファイアの瞳/THE ALFEE第4位:話しかけたかった/南野陽子第5位:アイドルを探せ/菊池桃子第6位:strip blue/少年隊第7位:砂の城/斉藤由貴第8位:天使のボディガード/ゆうゆ with おニャン子クラブ第9位:迷惑でしょうが・・・/とんねるず第10位:君が通り過ぎたあとに -DON'T PASS ME BY- /THE ALFEE【はがきによるベストテン】第1位:サファイアの瞳/THE ALFEE第2位:I Love You SAYONARA/チェッカーズ第3位:ドリーム・ラッシュ/シブがき隊第4位:strip blue/少年隊第5位:迷惑でしょうが・・・/とんねるず第6位:話しかけたかった/南野陽子第7位:追憶/五木ひろし第8位:砂の城/斉藤由貴第9位:アイドルを探せ/菊池桃子第10位:君が通り過ぎたあとに -DON'T PASS ME BY- /THE ALFEE
松下アナは前回、ストライキで出演しなかったというのはお伝えしましたが、団交の末に賃金アップが認められて、顔が些か誇らしげだったみたいです。今のアナウンサーはよく分かりませんが、アナウンサーといえど労働者。当然、社内には労働組合が存在するわけで、NHKなら 「NHK労連」 、民放はそれぞれ単産で組合が存在しますが、それが集まって 「民放労連」 があります。連合の傘下組合ではなくて、共産党系の全労連にオブザーバー加盟しているとのこと。
では、今週のランキングを発表します。
第1位:話しかけたかった/南野陽子 8157 ①
1
第2位:砂の城/斉藤由貴 81251 (東京・東宝撮影所から)
第3位:迷惑でしょうが・・・/とんねるず 80641
第4位:I Love You SAYONARA/チェッカーズ 73003 (東京・麻布から)
第5位:サファイアの瞳/THE ALFEE 72611 (札幌・北海道厚生年金会館から)
第6位: 「派手!!!」 /中山美穂 69621 (ドラマ収録のため)
第7位:サマードリーム/TUBE 6862 初第8位:アイドルを探せ/菊池桃子 65913 (海外で仕事のため)
第9位:strip blue/少年隊 6265 返第10位:PINKのCHAO/渡辺美奈代 6230 初第11位:疑問/立花理佐 6128第12位:ポキチ・ペキチ・パキチ/水谷麻里 5863第13位:マリーナの夏/渡辺満里奈 5859第14位:君が通り過ぎたあとに -DON'T PASS ME BY- /THE ALFEE 5359第15位:ONLY YOU/BOØWY 5130第16位:追憶/五木ひろし 4837第17位:Hold On Me/小比類巻かほる 3434第18位:浪花そだち/神野美伽 3266第19位:水のルージュ/小泉今日子 3234第20位:湾岸太陽族/荻野目洋子 3168スポットライト:小比類巻かほる 「Hold On Me」
ついに、南野陽子が1位を獲得しました。デビュー当初は人気がありながらも、歌はそれほどではなく、 「ザ・ベストテン」 でもランクインされながらなかなか上位には上がれなかったナンノ。しかし、今回の1位獲得で名実共に、トップアイドルの代表格になったのではないでしょうか。1位になったお祝いにと、高校時代の同級生が駆けつけていました。
ナンノに触発される感じで、前回から1ランクずつアップするという感じでランキングは推移していきました。その中で斉藤由貴は、映画 「トットチャンネル」 のクランクアップを記念したパーティー会場からの中継でした。そう、タイトルからも判るように、 「トットチャンネル」 は黒柳さんをモデルにした映画で、斉藤由貴が黒柳さんの役になります。若かりし頃の嶋政宏も顔を出していました。
チェッカーズはレコーディングで麻布のスタジオからの中継でしたが、メンバーの高杢禎彦が追っかけアナウンサーを後ろから殆ど羽交い締めに状態にしていました。今だったら、即セクハラでしょうね。
アルフィーは毎度お馴染み、コンサート会場からの中継でしたが、その頃のオーディエンスはホントに羨ましいなって映像を観る度に思います。
TUBEが久々のベストテン入りを果たします。この頃からこの歌をバックに清涼飲料水のコマーシャルが流れるわけですが、やはりCMとのタイアップは強力な宣伝手段なんですね。いずれにしても、TUBEが登場するということは、そういう季節になったということでしょうか。
そして前回はベストテン圏外に墜ちながらも、わずか2週でベストテン圏内にカムバックした少年隊。この辺がおニャン子系との “差” でしょうか?
前回の渡辺満里奈に続いて、 「W渡辺」 の一翼であった渡辺美奈代もスタジオに登場しました。
「スポットライト」 は小比類巻かほる。一時代を築いた女性アーティストですが、今も活動は継続しています。自身のオリジナルソングも発表はしていますけど、どっちかといえば、プロデュースや楽曲提供などにウェイトを置いているみたいです。英語が堪能なせいか、プリンスやジェリー・ヘイなどにも認められた才能を持っています。
小比類巻かほるといえば、1980年代におけるEPICソニーの代表的アーティストとしての地位も忘れられません。ソニーといえば、CBSソニーが有名ですが、その歴史は古く1971年にCBCソニーの新レーベルとして 「EPIC」 を立ち上げたのが最初になります。5年ほどでCBSソニーに吸収されますが、すぐに分社化して 「EPICソニー」 が設立されました。佐野元春、鈴木雅之、大江千里、渡辺美里、TM-NETWORK、大沢誉志幸といった、ニューミュージック系アーティストがメインで、この当時は小比類巻かほるもそうですが、美里っちゃんや大江千里などは特に支持率が高かったと記憶しています。
この 「Hold On Me」 は、日本テレビ系のドラマの主題歌で、作曲は大内義昭。この頃は作曲家のイメージが強かった大内義昭ですが、一躍有名にしたのが、1994年の大ヒット曲 「愛が生まれた日」 ですよね。カラオケでも常に流れていました。