Quantcast
Channel: Club SKRAM ~もはねの小部屋~
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3544

今日の1枚・554

$
0
0

イメージ 1

事業者名:京阪バス(京都)

仕様・用途:一般路線仕様

登録番号:京都200 か ・424

社番:U3240号車

配置:男山営業所

初年度登録:2002年式

シャシーメーカー:日野自動車

搭載エンジン:日野P11C-Ti〈pt-i〉型

ボディ架装:ジェイ・バス小松(※)

車両型式:KL-HU2PMEE

車名:日野ブルーリボンシティ・ノンステップ

撮影場所:2014年8月25日(月曜日)

撮影場所:樟葉駅前

※:たぶん


赤白を代々受け継いでいる京都の京阪バスにあって、一際目立つ緑基調のバス。ご存じの方も多いことかと思いますが、緑の京阪バスは元々は系列の京阪宇治交通が所有していた車。当時の社番はN2011号車で、京阪バスに転入した際にU2011号車となり、そしてU3240号車に社番を変更しました。

京阪バスグループもこの十数年で激動の如く変化し、その歴史は目を皿のようにして見ないと収拾がつかなくなるほど。もっとも、大阪バスグループや名鉄バスグループほどではないと思いますが、京阪宇治交通もそんな時代の流れに翻弄されたクチかなという気がします。京阪宇治交通の源流は1922年に創立した宇治田原自動車商会に見ることが出来ます。1959年に京阪グループに入り京阪宇治交通に社名を変更しますが、1990年代以降は、全国で展開されたバスの業界再編の波が押し寄せ、宇治営業所が管轄する路線事業と貸切事業等を子会社の京阪宇治交サービス譲渡し、2002年には田辺営業所が管轄する系統の一部を京阪宇治交通田辺に譲渡します。2004年には親会社の京阪バスを含めたグループのバス事業者で持ち株会社 「京阪バスシステムズ」 を立ち上げますが、思いの外、この持ち株会社が軌道に乗らず、2006年に京阪バスは京阪宇治交通と京阪宇治交通田辺を合併し、新生 「京阪バス」 として再スタートを切ります。
一方、京阪宇治交サービスはやはり2002年に設立した京阪宇治バスの事業をそのまま継承し、2014年に現在の京都京阪バスに社名を変更しています。元々は枚方市 (大阪) に本社がありましたが、後に京都の京田辺市に移転、現在はさらに八幡市に移しています。

元、京阪宇治交通のカラーが残るバスは、枚方や宇治、京田辺辺りで見ることが出来ますが、やはり宇治という地域柄、お茶 (宇治茶) をイメージしているのでしょうか?
登場当初は斬新なデザインで注目を集めたブルーリボンシティですが、2005年に事実上、いすゞエルガと統合する形で生産は終了し、以降はハイブリッド車だけが生産され続けましたが、これも2015年にエルガに統一されて姿を消しました。 「人目を引く」 という意味では先代モデルの方が圧倒的なオーラを持っていると思うのですが、何だか勿体ないモデルチェンジの仕方だなって気がしました。

ところで、撮影地の樟葉は枚方市ですけど、枚方って京都? それとも大阪?

【参考文献・引用】
バスラマインターナショナル No.120 (ぽると出版社 刊)
ウィキペディア (京阪バス、京都京阪バス、日野ブルーリボン)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3544

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>