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Channel: Club SKRAM ~もはねの小部屋~
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今日の1枚・527

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事業者名:阪急バス(大阪)

仕様・用途:都市間夜行路線仕様(高速「おけさ」号に充当)

登録番号:大阪200 か 1063

社番:2842号車

配置:豊中営業所

初年度登録:2002年式

シャシーメーカー:三菱自動車工業

搭載エンジン:三菱8M21-3型(※)

ボディ架装:西日本車体工業

ボディ型式:西工92MC SD-況

車両型式:KL-MS86MP

撮影日:2014年8月24日(日曜日)

撮影場所:新大阪・阪急高速バスターミナル

※・・たぶん

夜行高速路線バスとしては老舗に入る、大阪-新潟間の 「おけさ」 号です。
運行開始時は阪急バスも相方の新潟交通もスーパーエアロタイプ兇鮑陵僂靴討董△困辰隼りたいなって思っていたのですが、残念ながらそれは叶いませんでした。寝台特急 「つるぎ」 や夜行急行 「きたぐに」 、さらには特急 「雷鳥」 無き後は、関西圏と新潟をダイレクトに結ぶ唯一の公共交通機関として、その重要性が高まっています。
この 「おけさ」 号、基本はスーパーハイデッカーを充当していますけど、双方ともハイデッカーも混ざって充当していて、車両受給も結構大変なんだなって思ったりします。

以前にも弊愚ブログでお伝えしたことがあるかもしれませんが、最近の夜行高速路線バスは、各社ともコスト削減の一環なのかもしれませんが、ハイデッカーを採用するケースが目立ちますよね。昼行便ならいざ知らず、夜行便でハイデッカーとは、やっぱり何処の夜行便も “火の車” 的な台所事情なんでしょうね。JRバスの 「プレミアム・ドリーム」 も、代替車はスーパーハイデッカーではなくてハイデッカーにして、 「グランドリーム」 という名に変わっていますからね。

でも、スーパーハイデッカーの良いところはきちんと活用しないと、夜行高速路線バスはジリ貧になってしまうような気がします。それは 「静寂性」。気休めかもしれませんが、ハイデッカーよりもスーパーハイデッカーの方が、エンジンルームと室内が些かでも離れている関係から、エンジン音を気にすることなく、安眠を保てるような気がします。バスはどうしてもエンジン音が付いて回る乗り物ですので、全てをサイレントにするのは難しいかもしれませんが、ちょっとでも間隔を空けることによって、ちょっとでも静寂性を確保することによって、利用者が安眠出来るシチュエーションを夜行高速路線バスを運行する事業者は模索しています。シートが良いだけじゃないんですよ。だからでしょうか、京浜急行バスも小田急シティバスも率先して、夜行高速路線仕様車にスーパーハイデッカーを導入し続けているのは。ツアーバス上がりの事業者もスーパーハイデッカーの導入に積極的なのは、そういう部分も考えているのかもしれませんね。

私も幾度か、夜行高速路線バスは乗りましたけど、ハイデッカーよりもスーパーハイデッカー、スーパーハイデッカーよりもダブルデッカーとなりますよね。まぁ、二階建てバスの場合は、どうしても 「二階部分の前方席」 に限られてしまいますけど。

今後、夜行高速路線仕様車の代替を考えの事業者は、スーパーハイデッカーを選択肢の一つに考えていただけたらと思います。ハイデッカーにはないアドバンテージがありますから・・・。


【参考文献・引用】
BUSRAMA EXPRESS No.10 「三菱ふそうエアロエース&エアロクィーン」 (ぽると出版社 刊)
バスマガジンスペシャル 「ユーザー系バスボディ完全ガイド」 (講談社ビーシー社 刊)

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