事業者名:ジェイアールバス関東
使用・用途:都市間夜行高速路線仕様
登録番号:足立200 か ・・88
社番:S678-99408号車
配置:東京支店
初年度登録:1999年式
シャシーメーカー:日産ディーゼル工業
エンジン型式:日産ディーゼルRH8型
ボディ架装:西日本車体工業
ボディ型式:西工92MC SD-況
車両型式:KC-RA550RBN改
車名:日産ディーゼルスペースウィング SW-
撮影日:2008年4月13日(日曜日)
撮影場所:東京駅日本橋口
すっかり見る機会が少なくなってしまった夜行高速路線バスのスーパーハイデッカー。1980~1990年代は、猫も杓子もスーパーハイデッカーだったのに、コスト削減かどうかは定かではないのですが、軒並み “グレードダウン” しちゃってますね。JRバスの看板車両である 「プレミアム・ドリーム」 の後継車もハイデッカーになっちゃったし、これもまた、 「バス業界を取り巻く現状」なのかもしれませんね。
ハイデッカー化は社内にとっては、やむを得ない措置であるというのは察するんですが、その分、リスク覚悟の上で定員を減らしてでもシートピッチを拡げて、居住空間を広めにするとか、少しでも良いシートを据えて出来るだけ安眠出来るようにするとかのサービス改善をすればまだ可愛げがあるんですが、全部が全部、そういうサービス改善は浸透しているとは言えず、 「安価=ホスピタリティの低下」 になっているような気がします。だからって、スーパーハイデッカーでもホスピタリティ的にすんごい内容かといえばそうではなく、ハイデッカーに比べて少しだけ眺望が良いだけと荷物スペースを多く取れるということだけしかメリットは無いのかなって気もします。でも、それも一つのセールスポイントだったら、十二分に有効活用すべきですよね。特に、最近の旅行者は右に倣え的にスーツケース (・・・って言うの?) をガラガラと引っ張って持ち歩く傾向が強いので、これをスッポリ収めるにはスーパーハイデッカーの方が有利だと思います。
スーパーハイデッカーだけでなく、西工ボディも急激に見かけなくなりました。ハイデッカーでも目立つのは日野ばかりで、錯覚かもしれませんが 「そういえば最近、西工 (の車を) 見なくなったな・・」 と印象づけます。
西日本車体工業が事業を停止してから6年、最終期に納車した車はまだ働き盛りかと思いますが、JRバス関東は高速路線バスがメインだから、その使用頻度は結構過酷で、置き換えのペースが他社よりも早いんでしょうね。
西日本車体工業が事業を停止してから6年、最終期に納車した車はまだ働き盛りかと思いますが、JRバス関東は高速路線バスがメインだから、その使用頻度は結構過酷で、置き換えのペースが他社よりも早いんでしょうね。
JRバスの夜行高速路線仕様車はこの先、どのような車種選択をしていくのでしょうか・・・。
【参考文献・引用】
バスラマインターナショナル Vol.135
バスラマスペスシャル No.10 「西工の軌跡」 、No.11 「UDマークのバス達」
(いずれもぽると出版社 刊)
バスマガジン Vol.30
バスマガジンスペシャル 「ユーザー系バスボディ完全ガイド」
(いずれも講談社ビーシー社 刊)
バスラマインターナショナル Vol.135
バスラマスペスシャル No.10 「西工の軌跡」 、No.11 「UDマークのバス達」
(いずれもぽると出版社 刊)
バスマガジン Vol.30
バスマガジンスペシャル 「ユーザー系バスボディ完全ガイド」
(いずれも講談社ビーシー社 刊)