聞くところによると、5月29日の東武動物公園イベント (さよならハッピーオンステージ) で、ステージで歌っている石野真子さんを始めとして、松本伊代氏、早見優氏などに紙テープを投げつけた輩がいたということですが、どういうことですか?
まさか、真子ファンがそんなことをするとは思えませんが、まさに 「なんちゅうことすんねんっ!?」 ですよ。
昨今、アイドルが熱烈なファン・・というよりも、 “ファンを装った” ストーカーに刺されるという痛ましい事件が起こっているだけに、聞いた時にはヒヤッとしましたが、紙テープだって時には凶器になり得るんだということを、投げつけた奴は解っていないんだろうね。
例えば紙テープの芯。百歩譲って投げたとしても、まさか芯入りで投げたんじゃないでしょうね。アイドル全盛時代、紙テープを投げる行為は、特段禁止では無かったそうですが、芯が当たるとかなり痛かったのだとか。手元が狂って弧を描かずに直接アイドルに当たる例も珍しくはなく、中には芯が目に直撃した人もいて、あわや失明・・という話も聞いたことがあります。だから、芯を抜いて投げるように規制がかかり、さらには紙テープを投げること自体を禁止するに至りました。
それから、ステージではスポットライトを始めとして数多くの照明が使われます。当然のことながら、高熱を発します。そのため、あるステージで紙テープがステージ上のライトの熱で火が付き、火事 (ボヤ) 騒ぎになったこともありまして、紙テープが禁止になった例もあります。
ステージを盛り上げるアイテムは、当のアイドル本人にしてみれば、迷惑この上なかったようです。
今を遡ること11年前、2005年の6月に大阪は朝日生命ホールで行われたコンサートで、会場前で紙テープを配っている人がいました。 「これを公演中に投げて盛り上げて下さい」 と言われての配布だったんですが、私は 「紙テープは禁止されてますよ」と一言。実は、明確に言えばその頃は禁止ではありませんでした。でも、過去のことが頭を過ぎり、万が一、真子さんに何かあったら大変だと、咄嗟に言ってしまったことなんですが、あるアイドル (元アイドルの某ちゃん) はインタビューで「ファンの応援は有り難いことだけど、私にとって紙テープは石ころとか生卵とかを投げられるのに匹敵する、とても怖い (恐い) もの」と言及しています。
今のAKBとか乃木坂とかのアイドルは紙テープについてどういう規制があるのか判りませんが、 「止めて」 と言うことは止めた方が賢明ですよね。
くどいようですが、紙テープを投げたのは真子ファンでないことを信じています。