とある用事で、茨城県は筑西市というところに行きました。茨城県や栃木県でラーメンでも良かったのですが、なかなか 「ここに入ってみよう」 とそそられる店が無く、気がつけば、国道4号線のバイパスに入っていました。しかし、4号バイパスはラーメン屋はもとより、飲食店も全然無いんですね。広大な関東平野をただ南下しているだけでした。春日部市に入ると、住宅地や工場などが目立つようになり、その人相手の飲食店も増えてきましたが、あまりラーメン屋は無いみたい。そうこうしているうちに越谷市に入ってしまいました。もはや、ここまで来たら、東京まで行っちゃうかと諦めモードになりかけたその時、家系の店を発見して、吸い込まれるように入りました。
さて、今日は何処に行ったのでしょう・・・。
行った店・・・・・・横浜ラーメン よしなり家場所・・・・・・・・・ 越谷市谷中町2丁目 (国道4号線草加バイパス沿い)食ったもの・・・・チャーシューメン (味玉、のりをトッピング)ご飯を付けて ¥1,230-
スープ・・・○
越谷市のラーメン屋は、2010年夏の 「ちゃーしゅー屋」 以来になります。あそこも4号バイパス沿いだった記憶があります。滅多に訪れないだけあって、越谷市には良い店もあるんでしょうけどね。
さて、街道筋の家系は亜流が多いのは先刻承知の上でしたが、いざ入ってみれば、やはりそれらしき雰囲気が。スタッフが着ていたTシャツに 「壱成家」 と書かれていたため、 「あぁ~、やっぱり “壱系” ね・・」 とうなだれました。でも、 「もしかしたら・・」 という良い意味で裏切られることも間々あるため、気を取り直すことにします。
いつものように、チャーシューメンをオーダーしますが、結構待った感じがしました。入ったのが昼時でしたが、満席では無かったし (店内、結構広かったし) 、10分も20分も待つような感じでは無かったのですが、オーダーしてからラーメンが出てくるまで随分と時間がかかったような気がしました。
始めの一口ぃ~
しょっぱいっ!
「スープがしょっぱいのは、本来の家系の味なんだよ・・・」 と “上司” の声が聞こえてきました。しかし、その意味のしょっぱさではありません。
ここ 「よしなり家」 のスープは、鶏7に対して、豚が3という割合なんだとか。それって、豚骨と呼ぶのか? でも、それでも家系らしい、濃厚さが伝わってきません。それに加えて冒頭のしょっぱさでしょ。どう贔屓目で味わっても、タレでごまかしているとしか思えないんですよね。
それでも “○” 評価にしたのは、スープが熱々だったから。しかも、 「しょっぱい、しょっぱい・・」 と言いつつも、啜り続けていたのは、何気に (このスープが) 気に入ったのかもしれません。予備評価では、 “△” でしたからね。
麺・・・○
家系ラーメンらしい、中太麺です。
モッチリ感はありましたけど、茹で加減としては、褒められたものではありませんでした。
食ってる傍らで、 「 “バリカタ” お待たせしました」 という声が聞かれまして、 「あぁ~、 “バリカタ” が出来るんだ」 と心底悔しがりました。
チャーシュー・・・△
見た目の第一印象は、もの凄く良かったんです。久々の 「ぜぇ~っぴぃ~んっ!」 が出るかと期待されたのですが、食ってみると、その逆でした。
柔らかいことは柔らかかったんですが、ジューシー感は無く、若干ではありましたが、パサパサ感も残ります。脂身も工藤かったし。
玉子・・・○
白身の弾力感と黄身の熟し加減は “◎” クラスでした。しかし、味に難点あり。 (味が) 無くは無かったのですが、舌に伝わらなかったですね。
総合評価・・B1
巷に増殖しつつある “壱系” の店ですが、そういえば、ウズラの卵が乗っかってなかったのと、スープの味が “壱系” のそれとは些か異なります。普通、よく口にする “壱系” のスープって、クリーミーでしょう。スープの色も白濁化しているし。しかし、 「よしなり家」 のスープは白くないし、クリーミーでは無いし。系統が違うのかもしれませんね。
でも、 「そこそこの味」 と評価せざるを得ませんね。