それはつい最近のことでした。
八丁堀界隈を走っていたら、新しいラーメン屋が出来ていました。元々は超有名な味噌ラーメン店があったのですが、近所に移転して、その跡地に今回の店がオープンした模様でした。しかも、これまたテレビでもお馴染みの有名人からお祝いの花が届けられていたので、これは行ってみる価値があるでしょうということで、行ってきました。
さて、今日は何処に行ったのでしょう・・・。
行った店・・・・・・麺屋 奏音
場所・・・・・・・・・中央区八丁堀3丁目 (平成通り沿い~ 「桜橋」 交差点の近く)
食ったもの・・・・鶏白湯らーめん 塩 (チャーシュー、半熟玉子をトッピング)
ご飯を付けて ¥1,350-
スープ・・・△
「奏音」 と書いて 「かなと」 と読みます。
京橋の超有名店 「ど・みそ」 の八丁堀店が今年に入って元々あった場所から50m位、鍛冶橋通り寄りに店舗を移しました。以前より手狭になった感がありますが、1~3F全部 「ど・みそ」 のフロアということで、キャパシティが増えました。そしてその跡地はまたラーメン店になったのですが、以前は六本木で展開していた店だったそうです。何でも、六本木のライブハウスが副業みたいな感じでラーメン店を展開したら、これがかなりの高評で、 「六本木No.1」 にもなったのだとか。それは市川海老蔵、中村獅童、尾上松助、林家正蔵、美輪明宏、 「ゆず」 の北川悠仁といった蒼々たるメンバーからのお祝いの花に証明されています。これは風の噂ですが、このラーメン店自体が芸能プロダクションが経営しているという話も耳にしましたので、どっちにしても芸能色の濃いラーメン屋であるかなと思ったりします。もしかすると、お忍びで芸能人も来店したりしてね。
店内も八丁堀にしてはかなり大人びたスタイルとなっていて、調理をする人以外、スタッフは全員女性です。しかもかなり綺麗どころ。さすがギロッポン。
さて、基幹となるスープですが、鶏白湯をメインにしていて、これに塩か醤油のタレを合わせるというもの。ゆえに、メニューも 「塩」 か 「醤油」 しかありません。自信の表れですな。今回はその中でも根幹をなすであろう、塩をチョイスしました。
待つこと数分、オーダーしたラーメンが運ばれてきましたが、開口一番 「これ、ラーメン・・?」 と凝視しました。というのも、スープが泡立っている。オレ、カボチャのスープをオーダーしてはいないよと言いたくなりました。
始めの一口ぃ~
「・・・・・?」
豚骨らしい味ではあるけど、塩白湯というよりも、豚骨の失敗作バージョンという感じの何とも奇妙な味でした。これがギロッポン人の好む味ですかぁ~。
鶏白湯というと、どうしても澄んだあっさりスープをイメージするのですが、最近はこってり系も存在するようで、それはその人それぞれの好むとか好まざるとかがありますので、一概には一括りには出来ませんけど、個人的な見解を申しますれば、あんまり万人受けするスープじゃないような気がします。特に八丁堀では。
麺・・・△
些か太さを残した “中細麺” といった感じのストレート麺です。
太く見えるし、細くも見えますが、この中途半端感が “ギロッポン的” なのかもしれませんね。
一応、 「麺固めで・・」 とオーダーをかけてみましたが、食ってみれば全然固くありません。
「麺固めで・・」 って言わなかったら、どんだけヤワいんだよっ!? って喉仏まで出かかりました。
チャーシュー・・・◎
「ぜぇ~ぴぃ~んっ!!!」 というレベルではありませんが、かなり良い感じのチャーシューです。
薄切りなのがちょっとマイナスポイントかな。
でも、それを差し引いてもジューシー感や柔らかさは天下一品。もう少し厚切りジェイソンなら、満場一致で “S◎”でした。
玉子・・・×
全然ダメ。
因みに、半切りの玉子が標準トッピングされていて、別途、オプションでオーダーすると、丸々1個の玉子が乗せられます、つまり、標準と別注で1個半の玉子ということになります。
熟し加減は合格基準なんですけど、味が全然ありません。どんなマヌケな “味付け玉子” でも、常人にはなかなか感じられないミリ程度の味が “五分の理” 程度にあったりしますが、ここの玉子はまさしく “無味無臭” 。おまけにミオチクリンなスープに浸しても全然味が変わらないから、それは別の意味で称賛すべきなんでしょうね。
総合評価:C2
“ギロッポン人” はすんごい舌を持っているんだなって拍手します。
個人の感覚はそれぞれなので、私の感覚が百パーセント絶対というのはあり得ない話ですけど、もしも百歩、千歩、万歩譲って 「もはねの舌こそ、 “神の舌” 」 と言って下さる方が一人でもいたら、この味は下町には合いません。 “ギロッポン” だから受けるような気がします。
それにしても、エビゾーもシドーもショーゾーもアキヒロもどういう味覚をしているんだろう・・・?