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Channel: Club SKRAM ~もはねの小部屋~
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今日の1枚・422

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事業者名:阪急バス(大阪)

仕様・用途:一般路線仕様

登録番号:神戸200 か 4563

社番:3073号車

配属:猪名川営業所

初年度登録:2015年式

シャシーメーカー:三菱ふそうトラック・バス

エンジン型式:三菱6M60(T2)型

ボディ架装:三菱ふそうバス製造

車両型式:QKG-MP38FM(※)

車名:三菱ふそうエアロスター・ノンステップ

撮影日:2015年10月25日(日曜日)

撮影場所:川西能勢口駅

※:MP38FKの可能性あり

昔の阪急バスは高速車や貸切車で標準ボディを架装した車を採用していましたが、一般の路線車となると、私の知る限りではその8~9割が西日本車体工業製、いわゆる 「西工ボディ」 を架装していました。西工撤退によって、標準ボディを架装した (架装せざるを得なくなった) バスが目立つようになり、西工車もありますけど、近年導入された96MCボディ架装車のみとなっているようです (さすがに58MCはもう無いでしょう) 。

そんな中、川西能勢口駅と川西池田駅で新型エアロスターを見かけました。阪急バスの新型エアロスターは昨年暮れから導入され始めていますが、今回お届けするのは今年導入された3073号車で、川西池田駅に来ていたのは3058号車でした。3073の方が些かまともに撮れたので、こっちを取り上げた次第なんですが、肝心なのは型番。目視ではありますが、ホイールベースが短く感じ、最初はMP38FKだと思っていたんですね。でも阪急のふそうはM尺が多いことから、データ上でもWB5.5m余りのMP38FMとしました。K尺だったら訂正するので、識者の見解をお待ちしています。
非公式側からの撮影になりますが、公式側には関西独自のリヤタイヤカバーが取り付けられています (たぶん) 。

今回のモデルチェンジは、フロントフェイスが変わっただけで、エンジンを含めたシャシーレイアウトは旧式と変わりないようなので、フルモデルチェンジというよりもマイナーチェンジといった方が正しいかもしれません。
前述のように、顔つきが変わったのが最大のセールスポイントですが、国産大型路線バスとしては初採用となるディスチャージヘッドランプ (HID) の採用もまた、大きな変更点なのだそうです。その他には燃料噴射特性の変更、ATの新シフトマップの採用、ECOモードの設定、エアコンのコンプレッサー制御、冷却ファンの特性変更などを組み合わせて、従来車よりも5%の実用燃費向上が図られたとのこと。
あと、反転式のスロープが本格採用されています。今までは引き出し式とか、車両とは別体のスロープを格納庫から引っ張り出して置くだけのものとか様々な方法がありましたが、降車口に直接据え付けられて使用時に反転させてスロープにするという構造は、まさに 「Simple Is Best」 。簡単な構造なのに今まで誰も気づかなかったのが不思議なくらいです。逆に言えば、単純な構造ほど 「偉大な発明」 になり得る典型例かなって気がしました。

阪急バスを撮りながらいつも思うことなんですが、いすゞエルガ・ハイブリッドの納車1号車がありましたよね。 「大阪に行ったら阪急のエルガを撮ろう」 と思うものの、結局撮れずじまいで (忘れたから) 、その後 「しまったぁ~っ!」 と思い出して悔しい思いをするんですよね。
芦屋浜営業所に配属されているそうなので、今度大阪を始めとする関西に行ったら、是非取りたいと思います。読者の皆さんも私が大阪に行くと宣言した時は 「おい、阪急のエルガも撮れよ」 と発破をかけて下さい。


【参考文献・引用】
BUSRAMA EXPRESS No.12 「三菱ふそうエアロスター」
同 No.13 「いすゞ新型エルガ誕生!」
(いずれもぽると出版社 刊)
gooブログ 「斬剣次郎の鉄道・バス斬り」

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