11月6日 (金曜日) 晴れ
11月に入り、いよいよマイナンバーが各家庭に配達をされている頃合いかと思います。全国民に隈無く配達されるということで、その数5600万通。日本の人口は1億2千万人というので、少ないじゃないかと思われるかもしれませんが、自治体によっては世帯で一纏めにする場合もあり、 「1億2千万人=1億2千万通」 ではないのです。そんなんで、過去に例のない配達物数ということで、皆、ピリピリしていますよね。2年に一度、国民健康保険が書留で配達されまして、これもかなりの数になりますが、これは会社の健保に加入している人は国保はないので、その数はマイナンバーの比にはなりません。
さて、そんな曰く付きのマイナンバーですが、彼方此方で誤配達や一時亡失が頻発して発生して、その都度ニュースで取り沙汰されて、全く以て耳の痛い話です。普通の郵便や書留を誤配してもニュースにはなりませんが、マイナンバーは「頭の先からつま先まで、おはようからおやすみまで、全てが個人情報」ですので、ひとたび間違って他の人ん家に配達しようものなら、そりゃもう、大変な騒ぎになってしまいます。中には日本の某所で自分で勝手に配達証を作成して、自分で勝手にサインして、ポスト投函するという、ある意味で 「配達する人間なら、一度はその妄想に駆られる」であろうことを、実際にやってしまった例もあったりしますが、勿論、これは犯罪であり (公文書偽造になるのかな?) 、絶対にやってはいけないことです。そんなのは論外ですが、この話を聞いた時、耳の痛い話ではありますが、その一方で、当事者は責められない部分もあったりします。東京とかの大都市部なら1日に100通とか150通の書留は普通ですが、地方はこんな数の書留、配達の経験がないでしょう。さらに 「個人情報だ」 「誤配絶対禁止」 「○日までに配達を完了せよ」 という指示命令が下ると、それだけ焦りも生じます。だからって、誤配はダメなんですけどね。
さすがに私は受取人にちゃんと押印もしくは署名してもらい、受取人に直接手渡していて、自分で勝手にサインしてポスト投函するという夢みたいなことはしていませんが、誤配達や一時亡失は過去に何回かやったことがあります。ウチの職場は来週から始まりますが、やっぱり不安や緊張は隠せませんよね。普段通りにやっていれば、別に問題はないのですが、重要な郵便であることと、数が多いということで、余計に神経をすり減らします。郵便配達を仕事としている人なら、皆、同じ気持ちじゃないでしょうか。年賀はがきも売らなければいけない時期に、これでしょう。
会社や管理者は良いよ。ただ 「やれ」 だけ言って、あとはボケッとしていれば良いんだから。自分の身に降りかかろうものなら、 「会議だから・・」 って言って逃げちゃえば良いんだから。郵政だけでなく、何処の企業の管理職も一緒でしょ。だから皆、出世したいんだよね。
まぁ、何とか頑張って乗り切ろうかと思っています。