今日は久々に “上司” とラーメンを食いにいく約束をしていましたが、昨日でしたか、 「急に仕事が入って・・・」 とメールが入りました。 「急に仕事が入って・・」 なんて、Kiroroの 「長い間」 じゃないんだから・・・。
というわけで、私一人でラーメンを食いにいくことになりましたが、あっちこっち彷徨った結果、辿り着いたのが浅草でした。 (そういえば、浅草に家系が出来たんだよな・・・) と思い出したかのように、その店に行ったのですが、今日は何処に行ったのでしょう・・・。
行った店・・・・・・豚骨醤油ラーメン 浅草隊場所・・・・・・・・・台東区雷門2丁目 (東武浅草駅前の交差点角)食ったもの・・・・ チャーシューメン (味付玉子、のりをトッピング)¥1,080- (ご飯はサービス)
スープ・・・△
浅草には数店の家系ラーメンの店がありましたが、どうも長続きしません。 「本牧家」 系の 「駒形家」 や、 「石川家」 系の 「潤家」 、そして 「六角家」 系の 「蔵前家」 と、なかなか腰を据えることが出来ないでいます。もっとも、 「蔵前家」 の場合は、店長氏の帰郷に伴って店舗を移転したので、これはやむを得ずといった表現の方が正しいのかもしれません。そして 「蔵前家」 の後釜として同じ場所に店舗を構えている 「寿三家」 はオープンから6年が経とうとしていますので、長続きしているといえばしているかもしれませんね。
さて、この 「浅草隊」 は、雷門通りと江戸通りの交差点角にあり、近辺には 「神谷バー」 を筆頭に、浅草の名だたる名店が犇めいており、いわば “浅草の一等地” に店を構えています。屋号に “家” は付きませんが、家系のようです。気になるのは出自は何処なのかなということ。ガイドブックを眺めている時、この店の存在を知ったのですが、やはり屋号に “家” が付かない分、少々胡散臭さを感じていました。しかし、あることに気がついて一念発起して行ってみようということになりました。それは、サイドメニューに 「キャベチャ」 があること。 「キャベチャ」 とは胃がもたれた時に飲む・・・それは 「キャベジン」 でありまして、キャベツと細かく刻んだチャーシューをタレ (多分、チャーシューの煮汁かと思います。店によって味は様々らしい) で和えたもの。これを出すのは 「六角家」 系が殆どなので、もしかしたら 「六角家」 系かもしれません。
いつものように、チャーシューメンに玉子とのりをトッピングしてオーダーしますが、天下の浅草、しかもお昼時だというのに、店はガラガラで、客は私一人。こんな恵まれた一等地で客がいないというのは・・・・。4~5名いたスタッフ、超もて遊び気味。
客がいないから、注文したラーメンはすぐに運ばれてきました。
始めの一口ぃ~
うすっ!
家系らしい味にはなっているものの、醤油ダレをケチっています。ここがどちらかというと 「六角家姉妹店」 系の味によく似ているんですよねぇ~。もし、これが平均的な味だとしたら、間違いなく 「味濃いめ」 でオーダーすることをお薦めします。もう一つ、評価点を挙げるとすれば、スープが熱々だったことくらいかな・・・。 「飲み干したら、サービス券進呈」 という言葉には乗せられませんでした。
麺・・・○
木箱には酒井製麺と書かれていませんでしたので、酒井以外の麺ということになります。モッチリ感は良いのですが、お世辞にも 「固い」 とは言えません。
「六角家」 系か否かというのを判別するには、バリカタで頼めば良かったんだ。 「グットカタメ」 という言葉が通用すれば、六角家系であることが判ります。
チャーシュー・・・○
ペランペランとした薄切りのチャーシューですが、この食感も 「六角家姉妹店」 系のそれに似ています。 「蔵前家」 のチャーシューも味は抜群なんですが、結構薄切りなんですよ。
もう、あと2.45ミリ位、厚めに切って供してくれれば、もしかしたら “◎” 評価になったかもしれませんね。
玉子・・・△
白身がヤワい、黄身に味が無い、半切りと減点項目が多いです。唯一の評価点であるのが黄身の熟し加減ですが、それもギリギリ及第点という感じです。
総合評価:C2
スープが残念でしたね。次回行くことは無いと思いますが、もし行くことがあったとすれば、次回は味濃いめでオーダーしてみようかと思います。メニューに辛い系や塩味がある段階で、己の味に自信が無いんだなというのが解りました。家系の味に自信があるのであれば、やはり家系一本で勝負して欲しいし、ラーメンに対する探求心といえばそれまでなんですが、家系が美味くなければ、他も美味いとは思わないので、ここは厳しく評価します。
でも、せっかく “浅草の一等地” で名だたる名店・有名店と競うわけだから、頑張っていただきたいのですが、前述のように “浅草の一等地” のお昼時に店内がガラガラとなれば、その段階で 「勝負ありっ!」 なのかもしれません。平日というのを差し引いても、他店は行列も出来ていましたので、それは理由にならないのかなって気がします。
果たして、長続きするかな・・・?