第281回放送 (1983年6月30日)
第1位:トワイライト/中森明菜4
第2位:探偵物語/薬師丸ひろ子2
第3位:め組の人/ラッツ&スター2
第4位:天国のキッス/松田聖子2
第5位:エスカレーション/河合奈保子2
第6位:シャワーな気分/田原俊彦3
第7位:時をかける少女/原田知世 初第8位:真っ赤な女の子/小泉今日子第9位:真夏の一秒/近藤真彦3
第10位:初恋/村下孝蔵 返
中森明菜が一気にトップに躍り出ました。松田聖子の人気も不変ではありますが、やはり確実に世代交代は行われているようです。女性アイドルをF1に例えるのも無粋なんですが、聖子がセナだとすると、明菜はさしずめミハエル・シューマッハーといったポジションでしょうか。聖子は追われる立場にありました。
そして薬師丸ひろ子も一気に来ましたね。映画もヒットするし、やはり当時の角川映画は飛ぶ鳥を落とす勢いだったのは事実です。共演した松田優作が角川映画に出るというのは・・・と思いましたが、よくよく考えると、 「人間の証明」 や 「蘇る金狼」 などは角川なんですよね。
“角川三人娘” のもう一方の柱である原田知世が初登場しました。 「時をかける少女」 がデビュー作とされていますが、正式なデビュー作は意外にもテレビドラマで、1982年に 「セーラー服と機関銃」 の主役出演が最初の作品になります。 「時をかける少女」 はあくまでも 「映画デビュー作」 になります。さらにこの 「時をかける少女」 の同名タイトルの主題歌が歌手としてのデビュー曲とされていますが、これも実は誤りで、その 「セーラー服と機関銃」 の主題歌である 「悲しいくらいほんとの話」 がデビュー曲になります。原田知世ファンならそのくらいの事は百も承知な話ですよね。
この回では薬師丸ひろ子もランキングしており、 “角川三人娘” の二人が揃い踏むことになりますが、揃ってGスタジオで歌ったのでしょうか? 確か、薬師丸ひろ子って当時はあまりテレビには出なかったと記憶しています。 “角川三人娘” は、 “映画でしか見られないアイドル” がコンセプト。よって、事務所 (角川春樹事務所) の意向でテレビには出さなかったんじゃなかったかな?