今日の１枚・２９３

事業者名：庄内みどり観光バス（山形）

使用･用途：観光貸切仕様

登録番号：庄内２００ か ・・９８

シャシーメーカー：三菱自動車工業

エンジン型式：三菱８Ｍ２１－３型

ボディ架装：三菱自動車バス製造

車両型式：ＫＬ－ＭＳ８６ＭＰ

車名：三菱ふそうエアロクィーン・

撮影日：２０１４年１月３日（金曜日）

撮影場所：上野寛永寺前駐車場

いすゞが先鞭を付けたアンダーフロアコクピット （以下、ＵＦＣ） のスーパーハイデッカーは、１９９０年代に入って三菱や日産ディーゼルも同種のレイアウトを持つバスを登場させて群雄割拠になるかと思われましたが、皮肉なことに時代や市場はバブル崩壊後の観光需要の激減を受けて、そういったハイグレードなバスを求めなくなり、一時は “ポスト二階建てバス”と期待されたＵＦＣのスーパーハイデッカーは、小幅なマイナーチェンジは実施されるものの、ついにフルモデルチェンジは実施されることなく、３社とも１代限りで姿を消しました。

今回お届けするエアロクィーン・靴蓮■唯咤靴砲呂覆ったＵＦＣを持つモデルとして１９９３年に登場しました。
ＭＳ８系のエアロバスシリーズではフラッグシップの扱いだったのですが、同社にデンと構えるエアロキングの陰に埋もれてしまった印象が強く、また、プライス的にもＡＱ靴犯罎戮憧安価な低運転台構造のエアロクィーン・兇諒人気があったため、街中で見る機会はあまりありませんでした。しかし、この頃からエアロキングは貸切仕様よりも夜行高速路線仕様での需要が高くなりつつあったため、貸切仕様に特化すれば、やはりＡＱ靴魯┘▲蹈轡蝓璽困離侫薀奪哀轡奪廚箸靴討梁減澳兇郎殞っていたと評価します。ＡＱ靴旅眤路線仕様というのはあまり聞いたことがありませんからね （貸切からの転用などで存在したかもしれませんが） 。

タラレバの話になってしまいますが、もしＡＱ靴このまま製造を続けていたとすれば、 “ポストエアロキング”　として、夜行高速路線仕様の設定もされたかもしれませんね。ただ、後々登場するＭＳ９のボディスタイルをどう、ＵＦＣに組み込ませるかがデザイナーの腕の見せ所ということになるんでしょうけど、夜行高速路線仕様ということであれば、生き残る道は開けたのかもしれませんね・・・。

あっ、庄内みどり観光について、何も記載しませんでしたね。
酒田市に本社を構える貸切事業者であること以外に、何も情報はありませんでした。ＨＰも開設していないみたいだし・・。