新旧混色の常磐線中電です。
以前にもお話ししたように、昭和国鉄時代の常磐線は、4扉の電車が 「快速」 で、3扉の電車が 「普通」 でしたけど、上野-取手間に関しては、 「普通」 の方が停車駅が少なく、各駅には停まらない、妙な立ち位置にありました。115系が入線していた頃の中央東線新宿-高尾間も同様でした。
さて、ピンクと白のコントラストが見事と言えば見事なんですけど、ちょうど塗色変更の過渡期なんでしょうね。説明するまでもなく、ピンクが旧色、白と青が新色になります。まぁ、ピンクといっても、 「赤13号」 というだけあって、広義で言えば赤系になるんですけど、やっぱりピンクですよね。これも説明する必要はないんですが、EF80やEF81のピンクも、455系や475系に代表される交直流急行用電車のピンクも同じです。
交直両用車両の外板塗色はこの赤13号がお約束になっていましたが、ある時、 「常磐線中電の電車の色を変えるっぺ」 ってことになって、白+青帯になりました。その 「ある時」 というのが、昭和59年に行われた科学万博でした。確か塗色変更は昭和58年頃から実施されたと記憶していますが、最初、新色を見た時、 「やっぱり、ピンクが良いよ」 って思ったものです。違和感たっぷりでしたけど、全車が新色になってしばらくすると、段々目も慣れてきたみたいですが、やっぱり常磐線中電はピンクだよなって、今も思っています。
因みに、ピンクの方は403系で、後方の新色は401系っぽいです。
でも、 「タラレバ」 ですが、もし、このまま塗色変更しなかったら、後々登場する415系1500番代やE531系はどんな腹巻きの色で登場したんでしょうね・・?