紀勢本線の和歌山-和歌山間わずか3.3kmを乗るためだけにわざわざ和歌山まで来た私。 「せっかくなら・・」 と “ご当地グルメ” の一翼を担う和歌山ラーメンを所望し、意気揚々と再び和歌山市駅まで戻ってきました。
誇示せんばかりに掲げられている高速路線バスの看板。
横浜や東京ディズニーランドは和歌山県民、和歌山市民でもたぶん判るかと思うんですが、 「西船橋」 なんて、判るのかな?
このまま、再び阪和線に乗って大阪に戻ろうとは思いませんでした。でも、和歌山線には乗るつもりはありませんでした。となると、残る選択肢はただ一つしかありません。そう、 「南海本線」 です。
南海電気鉄道は、日本で最も古い私鉄の一つとして数えられています。幾多の統廃合を経て、大阪 (広義) -和歌山間の本線と、大阪 (広義) -高野山の高野線という二大幹線を軸に、枝分かれする支線で形成されています。
南海は何回か乗ったことがありますけど (ダジャレじゃないよ) 、いずれも摘まみ食い間隔で乗った程度で、興味が無いっちゃあ、無いんですけど、やっぱりね、 “食わず嫌い” はあかんかと、南海電鉄もちょくちょく乗るようにしています。
和歌山から大阪ですと、特急 「サザン」 がありますが、やっぱりそういう選択になりますよね。
和歌山市駅で難波までの切符を買おうとしたら、 「指定席にしますか? 自由席にしますか?」 と聞かれたので、 「えっ!?」 と迷いつつも、 「指定席」 を選びました。まさかこれが “天国と地獄” の分かれ目になろうとは・・・。
「サザン」 の “指定席” は、画像の10000系でした。
近頃、12000系 「サザン・プレミアム」 という車両が話題になっていますけど、今回は従来型の 「サザン」 でした。まだ、私は指定席と自由席の “分かれ道” に気づいていません。
南海高野線は山また山の山岳線ですけど、本線は大阪湾を眺めながらひたすら走り続けます。
和歌山を出発しておよそ1時間rちょっと、特急 「サザン」 な難波駅に着きましたけど、自由席車を見に行った時、驚愕の事実を知ることになります。
これが自由席車。単なる通勤車両やないけっ!
「指定席車」 と 「自由席車」 の併結部分。
「知らなかった」 ととはいえ、冗談じゃないよっ!
これってさ、JRで言えば、103系と485系をくっつけるようなものじゃないか。
これじゃあ、皆、 「指定席車」 に乗るよね。といっても、 「指定席車」 も乗車率はあまりよろしくなかったっぽかったけど。
南海本線は 「ラピート」 が主導権を握っていますけど、 「サザン」 はせめて自由席車も10000系や12000系にしようよ。