所有事業者:大阪シティバス (大阪)
仕様・用途:一般路線仕様
登録番号:なにわ200 か 1309
社番:13-1309号車
配置:中津営業所
初年度登録:2009年
シャシーメーカー:日野自動車
搭載エンジン:いすゞ6HK1-TCN型
車体架装:ジェイ・バス宇都宮
車両型式:PDG-KR234J2
車名:日野レインボー ノンステップ
撮影日:2019年2月13日 (水曜日)
撮影場所:大阪駅御堂筋南口
さぁて、大阪に行ったからには、是非とも押さえておきたいバスがありますよね。そう、昨年4月に発足した大阪シティバス。ご存じのように、市営地下鉄とともに橋下徹によって市管轄の業務から追い出された大阪市営バスなわけですが、企業体としての大阪シティバスは昨日今日発足したものではなく、1988年に大阪市交通局と同労働組合が共同出資して設立した 「大阪運輸振興株式会社」 がその源流です。もっとも、市営地下鉄と市営バスは事ある度に民営化の是非が問われていたのは確かなようで、大阪市民にとっては、 「民営化してより良いサービスを」 と民営化に対しては賛成の立場でしょうし、交通局にとっては、当然反対の立場になります。ただ、遅かれ早かれその議論は活発化して民営化の方向に向かうだろうと考えたのでしょう、来たる日に向けて受け皿として設立したのが大阪運輸振興株式会社だったわけです。ゼロベースで会社を設立したのであれば、人事や業務とかで混乱を来す恐れがあったことから、早い段階で受け皿的な企業を立ち上げていたのは、ある意味で正解だったのかもしれません。現在は同時に民営化になった大阪市高速電気軌道 (大阪メトロ) の子会社になっており、企業体としては別々になりますが、市管轄時代と変わらず地下鉄と市バスは半ば “運命共同体” 的な感じで大阪市民の足となっています。
画像は、いすゞエルガミオのようにも見えますが、 「日野レインボー供 として販売されてるモデルです。2009年に当時の古市営業所に配置された車ですが、すぐに古市営業所が廃止されたので、中津営業所に転属して現在に至っています。
大阪シティバスとしての新車は今回の外遊では見られませんでしたが、まずは企業として事業を軌道に乗せることが先決と思ったのでしょうか?
【参考文献・引用】
年鑑バスラマ2009→2010 (ぽると出版社 刊)
ウィキペディア (大阪シティバス、大阪シティバス中津営業所、大阪市交通局古市営業所)
年鑑バスラマ2009→2010 (ぽると出版社 刊)
ウィキペディア (大阪シティバス、大阪シティバス中津営業所、大阪市交通局古市営業所)