既に公式HPでも発表があったように、KATOから485系の 「ひばり」 がリリースされることになりました。KATOの485系としては、随分前に 「雷鳥」 仕様がリリースされたこともありましたが、今回はその第二弾ということになりましょうか。
「ひばり」 仕様の注目点は、先頭車の一角がクロ481であるということ。
トミックスがクロ481をラインナップから外している現在、その存在は唯一無二になりますが、一応、昭和50年代の仙台運転所 (仙セン~現在のJR東日本仙台車両センター) 所属の編成をプロトタイプとする予定のようです。基幹となる 「ひばり」 の他、 「やまびこ」 「やまばと」 「あいづ」 「ひたち」 のヘッドマークが付属するので、これで東北特急全盛期をの頃を再現出来るようになります。
今回の製品は、前回の 「雷鳥」 仕様のように、全車AU12の初期形で統一せず、AU13を載せた後期形も混ぜた状態にしているので、一定の進歩と評価していい反面、仙台運転所の編成をプロトタイプとするならば、基本 (セット) でも増結 (セット) でも良いので、モハユニットの一部を483系にして欲しかったなと思います。ご存じのように、483系は481系の50ヘルツバージョンとして登場した車両ですが、仙台運転所にしか配置されておらず、ほぼ全車が仙台を離れることはありませんでした (12~15が国鉄末期に仙台から勝田に移動しただけ) 。厳密に言えば、485系と483系は多少の差異があるのでしょうけど、模型ならその点はあまり拘らないはず (特にKATOはね) 。番号を変えちゃえばそんなに気にならないと思いますので、模型ファン、485系ファンの食指を動かして欲しかったなと。やっぱりKATOは詰めが甘い。だからって、トミックスでやるかって言ったら、そうとも言い切れませんけどね。ただ、トミックスの場合は番号に関して言えば、全てインレタ対応なのでどうにでもなります。面倒臭いけど。買う気は全然ありませんが、 “食指を動かす” という点で言えば、マイクロエースの方が先を走っているかなという気がします。
本格的な試作品は夏の鉄道模型ショーでお披露目になろうかと思いますが、その辺りを突っこんでみようかななんて考えています。