いつもは、鉄道で今昔対比をやるんですけど、今回はちょっと志向を変えてバスで今昔対比をやってみようかと思います。といっても、年差が3年しかないので、今昔対比というほどではないのですが、一つ何かが建つと、周囲の雰囲気もガラッと変えてしまう典型例のような今昔対比になると思います。
こちらは大田区羽田5丁目。撮影年は2015年5月2日です。
京急バスファンならお判りだと思いますが、二昔前なら京浜急行電鉄羽田営業所の第二車庫、その後、分社化の際に羽田京急バス東京営業所の第二車庫となりました。純然たる路線車の留置はあまりなくて、画像のように夜行高速路線仕様車が昼寝をする場所をよく見かけました。何回かは偶々いた関係者に許可を得て敷地内から撮影したこともありました。
そしてこちらが2018年9月2日撮影。3年4ヶ月後の同じ場所です。
この第二車庫は、羽田京急バス時代の2015年に閉鎖されまして、跡地にはマンションが建つとか言われていたのですが、実際に建ったのはホテル (京急EXイン) でした。
でも、ホテルは建っても第二車庫は健在でした。
「ホテルになっても裏にバスの車庫がある」 という情報がありましたが、 「ホテルの送迎バスが発着しているのでは?」 と聞き返したところ、 「送迎バスは表からの発着で、以前と変わらず高速車の予備車が留まっている」 という返答が来ました。別に疑念を抱いたわけではないのですが、偶々、環八通りを羽田空港方面に向かって走っていた時、思い出したかのように穴守橋の手前で斜め右に入り、この場所へ。そうしたら、ホントに第二車庫が生まれ変わっていました。
3年前はMS8ばかりが目立っていましたが、こないだはMS9が2台ほど寝ていました。
現在、京浜急行バスの夜行高速路線便は、 「ノクターン」 と 「キャメル」 が子安営業所、 「ビーム1」 、 「シルフィード」 、 「エディ」 が羽田営業所のそれぞれ所管で、全盛期から考えると随分と減っちゃっいましたね。
旧第二車庫には、 「エディ」 の徳島バス車や、 「ルブラン」 の両備バス車をよく見かけましたけど、今回もうそうですが近年はあまり見かけなくなりました。では、第一車庫にいるのかと思うんですが、第一車庫は路線車がメインで使っていて、整備以外で高速車を見かけないんですね。もしかすると、空港輸送車の塒になっている旧観光バスセンター (→京浜急行バス旧羽田営業所) にいるのかもしれませんね。
このMS9、BKG-MS96VPですけど、品川ナンバーの高番号になっています。もしかして子安からの転属かい?