「麺プレッション」 も回を重ねる事699回目。いよいよ700軒目に向けてマジック1となりました。よく 「700軒も行ったの? すごいね」 と言われますが、それは十数年かけての訪問件数。1年700軒じゃないんです。コアなラーメンマニアはそれこそ、1年700軒なんてザラだと思いますが、私はラーメンも好きだけど、寿司とか肉とか、ラーメン以外だって食べたい時は食べたいんです。
さて、今回はとある理由でその存在を知り、行ってみようと前々から思っていた店に行く事にしました。
今日は何処に行ったのでしょう・・・。
行った店・・・・・・東京スタイル鶏らーめん ど・みそ鶏場所・・・・・・・・・中央区京橋1丁目 (昭和通り沿い~ 「京橋1丁目」 交差点の近く)食ったもの・・・・特製鶏ゅ白湯醤油らーめん¥1,100-
スープ・・・○
それは、昨年の事でした。
京橋を配達している仲間から 「今度、 「ど・みそ」 の新店舗がオープンするらしいぜ」 という情報を得ました。かつては市ヶ谷の 「くるり」 とともに、東京の味噌ラーメンを牽引していた 「ど・みそ」 ですが、店舗を拡大し過ぎたせいか、近年ではその有り難みも失せ、江戸川区の 「大島」 に人気を奪われてしまった感が強いです。その 「ど・みそ」 ですが、本店は京橋 (3丁目) にあるのは皆さんもご存じのことかと思いますが、数年前に八丁堀に2号店を出店させ、西新井だかにもオープンさせましたよね (町田や豊洲にもあるらしい) 。それを聞いた時、 「京橋と八丁堀にあるのに、何で新店舗をオープンさせるの? それとも、八丁堀の2号店が京橋に移転してくんの?」 とその詳細が判らぬまま、妙な不満が押し寄せました。
年が明けて、再びその仲間から 「看板が出来たけど、 「鶏」 って書いてあるよ」 という情報が届きました。 「んんんっっっ!!!??? 「ど・みそ」 で鶏・・・? 新しいコンセプトの店かな?」 と休日を利用して、その場所に行ってみました。前はイタ飯屋+飲み屋だった場所というのは知っていました。すると、確かに 「ど・みそ鶏」 って書いてある。確か、オリジナルの 「ど・みそ」 は、豚骨と鶏ガラがベースだったような記憶があるんですけど、鶏を使うということは、やっぱり既存の 「ど・みそ」 とはコンセプトが違うんだなと感じました。
さらに驚くべきことは、 店名からも判るように、 「ど・みそ」 は味噌ラーメン専門店です。それが、この “鶏” は、味噌の他に、醤油と塩があります。手広くやり過ぎなんじゃないの? と思いつつも、オープンを待って行ってみることにしました。
スープが異なる点からも、事実上のセカンドブランドの店と思って良いんじゃないかと思います。
店内は明るく、カウンター席とテーブル席が設けられています。そして、スタッフのユニフォームもちょっとこじゃれています。
前述のように、 「ど・みそ」 の基幹メニューは味噌ですけど、 “鶏” の方は醤油を基幹にしているみたいです。そこで、今回は敢えて基幹であろう、醤油をチョイスしました。
このエリアは、味の素や清水建設といった一流企業の本社がある場所としても知られています。故に、平日のお昼時になると、サラリーマンがドッと押し寄せますが、休日はガラァ~ンとしています。そんなことから、店内はガラガラで、オーダーしたラーメンはすぐに運ばれてきました。
始めの一口ぃ~
うん、まあまあかな。
鈍感なのかもしれませんが、あまり 「鶏ぃ~っ!」 って感じがしなかったなぁ~。だから、豚骨重視のオリジナル 「ど・みそ」 に比べたら、些かではあるものの、味は淡麗かなという気がしました。それと、商品名にある 「鶏ゅ」 の意味がいまいち解りませんでしたけど、もしかして読んで字の如く、鶏油 (チーユ) が配合されている?
それと、若干ではありますが、タレもちょっと薄めかなって。もう少し、タレをケチらずに、醤油味を際立たせれば、良い感じになるなって。
でも、そうは言っても、妙に引きずられて、スープは飲み干してしまいました。
麺・・・○
オリジナルの 「ど・みそ」 は、浅草・開化楼製の麺を採用していますが、ここもそうなんでしょうか?
「麺固めで・・」 ってオーダーしたら、あっさり断られました。そういえば、オリジナルの 「ど・みそ」 も麺固めに関しては、消極的でしたけど、嫌々ながらも茹で加減は調節してくれました。しかし、 “鶏” は問答無用で 「できねぇし、しねぇ」 ですので、それはそれでちょっと不満です。
実際に食ってみると、ヘタな店の 「麺固め」 よりかは歯応えがガッシリしていますけど、やっぱりもう少し固茹ででも良かったなって。
チャーシュー・・・三つ纏めてS◎
チャーシューは3種類あるようです。
画像上2つが鶏肉を使ったチャーシューで、一番下が普通のチャーシューかと思われます。
鶏チャーシューは今までハズレがないんですけど、今回も 「ぜぇ~っぴぃ~んっ!」 級の柔らかさと美味さでした。違う種類のチャーシューがある場合、大概が 「一つは○、一つは×」 という評価の方が多いけど、今回は三つとも美味かったです。
玉子・・・S◎
この玉子も良いですねぇ~。
若干、白身がヤワかったかなという気がしないでもありませんでしたが、黄身の熟し加減や味は抜群でした。
総合評価・・・A2
今回は、麺の茹で加減が出来なかったこと、サイドメニューの白飯が無かったこと (鶏を使ったご飯はある) 、そしてのりのトッピングが無かったことから、B評価でも良いというのが予備評価だったんですけど、それを跳ね返すくらいのインパクトはありました。
さて、次回はいよいよNo.700です。一応、行くところは決まっていますので、取り敢えずは 「乞うご期待」 して下さい。