機 番:18号機新 製:昭和22年10月31日製 造:東芝車輌製造番号:No.30010-4新製配置:東京機関区最終配置:広島機関区廃 車:昭和54年4月21日【廃車時の形態】パンタグラフ:PS22B前照灯:原型+ハチマキ状尾灯:原型内バメ式正面窓:原型大窓正面ヒサシ:小型デフロスタ:なし正面手すり:あり正面飾り帯継ぎ目:Iの字タイプ列車電話:あり電源車制御装置:なし元空気ダメ引き通し管:なしスノープラウ:なしスノープラウ取り付け台座:なしステップ:主台枠前端梁取り付け汽笛カバー:なし常磐線用列車無線:なし乗務員ドア:一般タイプ側面ハシゴ:原型エアフィルター:鎧戸タイプ側面ナンバープレート:板状タイプ暖房装置:SG【改造履歴】昭和24年 9月26日~:第一次装備改造 (抵抗室にガーランド型通風器の取り付けやパンタグラフ取り替えなど、75項目)施工は三菱電機/新三菱重工で出場日は未定。昭和29年 8月 8日~:新車体に載せ替え (施工は三菱電機/新三菱重工で出場日は未定) 。旧車体はEF13 15号機に移植。【転配履歴】昭和31年11月17日:浜松機関区昭和37年 9月18日:広島運転所昭和42年 4月 1日:広島機関区
172両存在するEF58の中でも転配履歴が少ない機関車の1両として数えられており、また、貸し出し履歴も1回も無いという経歴の持ち主です。広島運転所から広島機関区への転配も実質的には書類上の変更だけで、住処そのものに変更はありませんでした。
第一次装備改造も新車体載せ替えも三菱電機/新三菱重工で行われた数少ない機関車で、三菱で施工された機関車は2両しかありません。三菱は大窓機の製造は殆ど行っていないことから、三菱は製造した唯一の大窓新製車体ということになります。このため、画像では判りにくいんですけど、窓の隅に大きなRが付けられていたのが大きな特徴で、側面ハシゴの欠き取りも行われず、広島特有の一体型ヒサシも取り付けられず、ワイパーも原型のKW30を取り付けたままと、原形を保った機関車でした。しかし、晩年になってパンタをPS22Bに交換するなどの変更が行われてしまいました。
なお、16号機と共に新車体載せ替え時に試験塗色を施しての出場となった機関車として著名で、ボディ全体に濃いブルーで覆い、車体裾に黄色い帯を巻いた警戒色を施しました。18号機の方がその黄色帯が若干太く塗られて、足回りはグレーとなりました。ただ、この段階ではまだ20系客車は登場していないので、いわゆる 「ブルトレ色」 の基本になったとは言い難く、あくまでも “参考出品” 的なカラーリングとなっています。
撮影日、撮影場所ともに不明。
電蒸運転を行っているところから、山陽本線か呉線で撮影されたものと思われます。
また、PS14を装備していることから、昭和40年代中盤から後半にかけて撮影されたものではないでしょうか。
(画像提供:タ様)
東海道本線大阪駅にて。
寝台特急 「明星」 「彗星」 「あかつき」 の何れかではないかと思われます。
PS22B装備なので、昭和50年代の晩年の姿と思われます。
(画像提供:タ様)