先日、登録番号を変えたばかりの我が愛車ですが、以前からやってみたいと思っていた改造がありました。それで、以前から百合ヶ丘に通ったり連絡をしたりして、今日、ようやく実現の運びとなりました。
これは、ピクシススペースのカスタムRSに付いている革巻き (合皮ですが) のハンドルです。
これをある車に付いているハンドルに交換するというもの。
それがこちらになります。
因みに、何の車に付いているハンドルでしょう?
正解は
ピクシスメガ
です。
車好きの楽しみの一つであるカスタマイズにも、様々なやり方がありますが、 「スワッピング」 という言葉を聞いたことがあるでしょうか?「スワッピング」 というと、ついつい猥雑なイメージを持ってしまいますが、元々、 「Swapping」 という英単語は、 「取り替える」 という意味があり、車の改造の世界においても立派な市民権を得ています。
つまり、社外品とかではなくて、 既製品の部品で取り替える方法を 「スワッピング」 と申しまして、代表例を挙げると、R32スカイラインのGTS-Tに同じスカイラインのGT-Rのリヤウィングなり、フロントグリルを取り付けたケースを散見されましたが、あれもスワッピング。だから、 「ピクシススペースにピクシスメガのハンドルを取り付ける」 というのは、まさに 「スワッピング」 の典型例です。
以前は、ただでさえカスタマイズに消極的だったディーラー、ましてや本来は 「付かない」 とされる部品を取り付けるなんざぁ、 「出来ない」 の一言で済まされてしまいました。車検は基本的に通らなかったし、ディーラー自身も安全や保証面とかであぶない橋は渡りたくなかったのでしょう。だから、スワッピングによる改造の場合は、ユーザーが部品を自ら調達して、それをショップに持って行って付けてもらうというのが一般的なやり方でした。それも自己責任でね。
私も昔、AE91スプリンターに乗っていた時、AE92のGT-Zに付いていたエアインテークバルジを付けたくて、トヨタの部品共阪で部品だけ買って、取り付けてもらおうと思いましたが、何処もかしこも答えは 「NO」 でした。今だったら、メーカーでもトヨタテクノクラフト (TRD) とかTOM’S、そしてD’TECとか、カスタマイズを請け負う事業があるので、お金さえ払えば出来なくはありません。でも、当時はメーカー目線でもカスタマイズに関しては鎖国状態でした。
さて、今回取り付けたハンドルですが、前述のように、ピクシスメガ (ダイハツ・ウェイクのOEM供給車) の最上級グレード 「Gターボ SAⅡ」 のハンドルをチョイスしました。なお、ピクシスメガに限らず、ピクシスジョイ (同ダイハツ・キャスト) や最新のムーヴなどにもこのハンドルは採用されています。
オリジナルのピクシススペースのハンドルに比べてスポーティーな印象を持つことが決め手となり、以前からディーラーに相談していましたけど、今まで前例がないだけに、さすがにディーラーも躊躇して即答はしませんでした。ハンドルの左端に付いているスイッチ類 (ナビ関係の操作スイッチだそうです) についてはダミーで良いという点と、配線等が邪魔な場合はぶった切ってくれて結構という点と、何よりも付けた後は自己責任で・・ということで説得して、 「じゃあ、何とかやってみましょう」 ということになりました。なお、本家のムーヴコンテには、オプションでモモ社製の革巻きステアリングホイールとウッドとレザー合成のステアリングホイールがあり、どっちにしようかと悩みましたが、格好良さで言えば、ピクシスメガの方が良いかなと判断しています。値段も後者の方が幾分安いし。
各種スイッチ類です。
中央の四角いのは急加速装置 「アフターバーナー」 を作動させるためのスイッチ、上部の台形スイッチは催涙弾の発射スイッチで、左右スイッチはその銃口を右に左に動かすためのスイッチ。そして下部のスイッチは、煽り運転をする車対策としての煙幕噴射装置の発射スイッチです・・・って、あんたの車はいつから 「西部警察仕様」 になったんじゃいっ!
何気・・どころか、結構気に入っています。