第505回放送 (1987年11月5日)
11月に入り、この4日前に私は18歳になりました。遥か遠い昔のように感じますが、実際、遠い昔の話になります。2017年の10月中旬は雨続きですが、30年前の10月下旬から11月にかけても雨続きだったようです。ただ、11月5日は晴れたみたいです。
先ず始めに、各部門のランキングから見てみましょう。
【レコード総合売り上げベストテン】第1位:キスを止めないで/小泉今日子第2位:NATURALLY/藤井尚之第3位:難破船/中森明菜第4位:CATCH ME/中山美穂第5位:Hold Me/BaBe第6位:Remember/風間三姉妹第7位:悲しい気持ち (Just a man in love) /桑田佳祐第8位:CRY ON YOUR SMILE/久保田利伸第9位:輝きながら・・・/徳永英明第10位:キミはどんどくらい/立花理佐【有線放送ベストテン】第1位:難破船/中森明菜第2位:北の旅人/石原裕次郎第3位:命くれない/瀬川瑛子第4位:輝きながら・・・/徳永英明第5位:泣いてみりゃいいじゃん/近藤真彦第6位:STAR LIGHT/光GENJI第7位:別れの予感/テレサ・テン第8位:ロンリー・チャップリン/鈴木聖美 With Rats & Star第9位:悲しい気持ち (Just a man in love) /桑田佳祐第10位:Dance With You/TUBE【ラジオ総合ベストテン】第1位:難破船/中森明菜第2位:STAR LIGHT/光GENJI第3位:CATCH ME/中山美穂第4位:輝きながら・・・/徳永英明第5位:秋のIndication/南野陽子第6位:泣いてみりゃいいじゃん/近藤真彦第7位:悲しい気持ち (Just a man in love) /桑田佳祐第8位:原色したいね/C-C-B第9位:ガラスの草原/菊池桃子第10位:KISS YOU/TM NETWORK【はがきによるベストテン】第1位:泣いてみりゃいいじゃん/近藤真彦第2位:STAR LIGHT/光GENJI第3位:難破船第4位:原色したいね/C-C-B第5位:輝きながら・・・/徳永英明第6位:ガラスの草原/菊池桃子第7位:悲しい気持ち (Just a man in love) /桑田佳祐第8位:追憶/五木ひろし第9位:秋のIndication/南野陽子第10位:NATURALLY/藤井尚之
このような結果になっています。このデータをコンピュータにインプットして割り出されたのが今週の総合ベストテンということになります。
11月に入り、そろそろ忘年会シーズンになろうかという時節柄、 「明日から出来る瞬間芸」 ということで、過去の放映リストの中から、出演歌手が行った瞬間芸や特技などをダイジェストで流していました。古くは西城秀樹の 「1円玉ハイジャンプ」 、研ナオコの 「足指ジャンケン」 、大川栄策の 「顎鳴らし」 、あと、モノマネも披露した人がいまして、風間杜夫が鳳啓助を、 「ラッツ&スター」 の桑野信義が勢いだけでやった黒柳徹子、さらには道具不要の “顔芸” を藤井フミヤと中森明菜がそれぞれやっていました。忘年会に役立つかどうかは定かではありませんが・・・。
では、今週の総合ベストテンを発表しましょう。
第1位:難破船/中森明菜 9466 ③ (レコーディングのため)
第2位:悲しい気持ち (Just a man in love) /桑田佳祐 81327 (東京・青山から)
第3位:CATCH ME/中山美穂 80291
第4位:輝きながら・・・/徳永英明 79992
第5位:STAR LIGHT/光GENJI 75312
第6位:NATURALLY/藤井尚之 7331 初 (チェッカーズとしての活動のため)第7位:キスを止めないで/小泉今日子 7261 初第8位:Remember/風間三姉妹 6659(東京・月島から)
第9位:ガラスの草原/菊池桃子 58592 (ドラマの撮影のため)
第10位:泣いてみりゃいいじゃん/近藤真彦 57665
第11位:Hold Me!/BaBe 5666第12位:キミはどんどくらい/立花理佐 5362第13位:夢から醒めた天使/河合その子 5133第14位:秋のIndication/南野陽子 4991第15位:CRY ON YOUR SMILE/久保田利伸 4466第16位:命くれない/瀬川瑛子 4272第17位:追憶/五木ひろし 4168第18位:KISS YOU/TM NETWORK 3426第19位:UBU/伊藤美紀 3200第20位:核 “CORE” /尾崎豊 3194
中森明菜が3週連続1位をキープする一方で、桑田佳祐の大躍進が目を引く今週の総合ベストテンです。その他、ランクアップしたのは中山美穂だけで、あとは基本的に下落傾向のランキングになります。
初登場は2曲。
チェッカーズのメンバーで、藤井フミヤの実弟である藤井尚之がソロデビュー。本格的なソロ活動は1992年のチェッカーズ解散後になりますが、その後も兄、フミヤと共に 「F-BLOOD」 を結成したり、やはりメンバーの大土井裕二や武内亨、徳永善也らと 「アブラーズ」 というバンドを結成させたりと、バラバラになったチェッカーズの橋渡し的なポジションについていました。藤井尚之というと、サックスというイメージが強いですが、大土井裕二が参加するまではベース担当でした。また、曲によってはフルートを吹いたり、また、チェッカーズの楽曲のいくつかは作曲を担当するなど、メンバーの中ではミュージシャン志向が一番強かったとも言われています。ただ、ソロデビューした割りには、 「チェッカーズの活動」 のために出演はしないというのは解せないですね。ソロ活動の意味が全然ないじゃん。
キョンキョンの新曲が7位発進です。デビューから5年が経ち、当初は何処にでもいる普通のアイドルぽかったキョンキョンも登場する度に奇抜なファッションが目を引き、私自身はあまり好印象に思わなかったんですが、それが当時のティーンエイジャーのお手本になっていました。曲名に因んで、ファーストキスの話になりましたが、キョンキョンは 「アイドルなんで・・・」 と言いつつも、中学時代に既にキスは経験済みだということ。さらに、時代なんでしょうね、 「視聴者にキョンキョンのキスをプレセンとします」 とばかりに、用意したアクリル板にキョンキョンが唇を付けるというファンサービス (?) も。今だったら絶対にセクハラになりますけどね。
風間三姉妹は 「スケバン刑事」 のロケで月島に来ていましたが、三人三様で浅香唯は商店街から、大西結花は銭湯から、そして中村由真はもんじゃ焼き屋からの三元中継となりました。
菊池桃子は相変わらずの出演拒否。 「ドラマの出演」 と 「ザ・ベストテン」 とどっちが大事なんだっ! と言われても、当時の菊池桃子はドラマの方が優先だったんでしょうね。