第503回放送 (1987年10月22日)
中間テストの最終日だったようですが、いつものように芳しくなかったみたいです。通学で使っていた (今も通勤で使っていますが) 営団地下鉄東西線に新車が入りまして、この2日後に早速乗ったという記録が残されていました。新車といっても、本来は半蔵門線に投入される車両なんですけど、いわゆる 「早期落成車」 というやつで、この翌年に東西線用にも新型車両が投入されるわけですが、まだ完成していないことと、それに対して、押し寄せる通勤通学客を捌くために1編成でも多く車両が欲しいという現場の悲痛な叫びを受けて、この半蔵門線用の早期落成車を場つなぎ的に投入して対処することにしました。
ではまず、各部門のランキングを発表しましょう。
【レコード総合売り上げベストテン】
第1位:CATCH ME/中山美穂第2位:ガラスの草原/菊池桃子第3位:悲しい気持ち (Just a man in love) /桑田佳祐第4位:難破船/中森明菜第5位:輝きながら・・・/徳永英明第6位:秋のIndication/南野陽子第7位:核 “CORE” /尾崎豊第8位:胸の振子/薬師丸ひろ子第9位:STAR LIGHT/光GENJI第10位:泣いてみりゃいいじゃん/近藤真彦【有線放送ベストテン】第1位:STAR LIGHT/光GENJI第2位:北の旅人/石原裕次郎第3位:難破船/中森明菜第4位:輝きながら・・・/徳永英明第5位:MARIONETTE/BOØWY第6位:命くれない/瀬川瑛子第7位:ロンリー・チャップリン/鈴木聖美 With Rats&Star第8位:Dance With You/TUBE第9位:別れの予感/テレサ・テン第10位:どうする?/田原俊彦【ラジオ総合ベストテン】第1位:STAR LIGHT/光GENJI第2位:泣いてみりゃいいじゃん/近藤真彦第3位:輝きながら・・・/徳永英明第4位:難破船/中森明菜第5位:秋のIndication/南野陽子第6位:どうする?/田原俊彦第7位:原色したいね/C-C-B第8位:虹のDreamer/浅香唯第9位:禁断のテレパシー/工藤静香第10位:おらおら/とんねるず【はがきによるベストテン】第1位:泣いてみりゃいいじゃん/近藤真彦第2位:STAR LIGHT/光GENJI第3位:原色したいね/C-C-B第4位:追憶/五木ひろし第5位:難破船/中森明菜第6位:どうする?/田原俊彦第7位:輝きながら・・・/徳永英明第8位:泣いてチンピラ/長渕剛第9位:ガラスの草原/菊池桃子第10位:秋のIndication/南野陽子
という結果になっています。このデータをコンピュータにインプットして、割り出されたのが今週の総合ベストテンということになります。
2週間、番組を休んでいた黒柳さんが復帰しまして、ユニセフの関連でアフリカのモザンビークという所に行って来た、その報告を兼ねながら各部門のランキングを発表していました。
では、今週の総合ベストテンを発表しましょう。
第1位:難破船/中森明菜 9033 ①
2
第2位:STAR LIGHT/光GENJI 85991 (ハワイに行っているため)
第3位:輝きながら・・・/徳永英明 85651
第4位:泣いてみりゃいいじゃん/近藤真彦 7729第5位:ガラスの草原/菊池桃子 7232 初 (ドラマの収録のため)第6位:秋のIndication/南野陽子 70571
第7位:CATCH ME/中山美穂 6597 初 (東京・渋谷のスタジオから)第8位:原色したいね/C-C-B 63912
第9位:悲しい気持ち (Just a man in love) /桑田佳祐 5666 初 (レコーディング)第10位:KISS YOU/TM NETWORK 5527(三重・浜島町 「合歓の郷」 から)
第11位:追憶/五木ひろし 5135第12位:北の旅人/石原裕次郎 5038第13位:核 “CORE” /尾崎豊 5030第14位:胸の振子/薬師丸ひろ子 4666第15位:ハートに火をつけて/長山洋子 3866第16位:禁断のテレパシー/工藤静香 3666第17位:虹のDreamer/浅香唯 3625第18位:おらおら/とんねるず 3426第19位:命くれない/瀬川瑛子 3270第20位: どうする?/田原俊彦 3198
前回、3位で初登場した中森明菜の新曲があっけなく1位を獲得し、光GENJIの7週連続1位を阻止しました。まぁ、ここぞという時に強さを見せるのが中森明菜や松田聖子、さらにはたのきんの2人なわけですが、この頃になると、単にアイドルだけで括られず、段階を経て 「大人のシンガー」 へと脱皮していくのが歌を聴いてもよく判ります (解ります) 。
7週連続1位を阻まれた光GENJIは、聴講生としてハワイ州立大学の招聘を受けて、ハワイに行っていました。 “GENJI” のメンバーは既にハワイに到着していたのですが、遅れて出発する “光” のメンバーが成田空港から電話中継にて登場していました。
徳永英明は福岡出身ということで、西鉄時代からのライオンズファンだそうですが、近々始まる日本シリーズを巨党のマッチと予想しあっていました。それにしても、巨人が篠塚、吉村、中畑、原、クロマティ、鴻野、駒田、山倉、桑田、江川、槙原、水野、鹿取・・。西武が石毛、秋山、清原、伊東、西岡、ブコビッチ、金森、立花、工藤、東尾、郭泰源、松沼兄弟、渡辺・・と、これだけでも懐かしさが込み上げるじゃありませんか。因みに私はこの辺まではジャイアンツファンだったようです。なお、この日本シリーズ予想をTBS野球解説者の小林繁氏 (故人) も登場して、識者らしい解説でスタジオを湧かしていました。
菊池桃子の新曲が5位で初登場します、前回はドラマだか、映画だかの撮影の関係で一度も出演しませんでしたけど、今回もドラマの収録のためにバックレました。相変わらずの高飛車ぶりを発揮しています。
そして中山美穂の新曲も7位で初登場。これはドラマの主題歌だったのですが、通常の中山美穂だと、ここからジワジワと上昇していくパターン。今回はどうなんでしょうか。今回はドラマの収録現場からの中継だったんですが、スケジュールがかなり押しているという理由で、挨拶だけに留まり、歌は歌いませんでした。ドラマの収録現場ということで、共演者の松村雄基や金山一彦、相楽晴子 (当時は相楽ハル子) も中継に参加していました。
桑田佳祐がソロデビューを果たし、その第一弾としてリリースしたのが 「悲しい気持ち」 になります。今年 (2017年) は朝ドラ 「ひよっこ」 の主題歌、 「若い広場」 がヒットした桑田佳祐ですが、ソロデビューして30年になります。この 「悲しい気持ち」 はこないだのNHK 「SONGS」 でも一発目に歌っていましたね。勿論、以前から知っていた曲ですけど、今の今までずっとサザンオールスターズとしての楽曲だと思っていました。
TM NETWORKは中継ながら、久々の出演を果たします。中継先の 「合歓の郷」 ですが、 「ねむのさと」 っていうんですね。至極普通に 「ごうかんのさと」 って読んじゃいました。 “ごうかん” はヤバいでしょ。