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Channel: Club SKRAM ~もはねの小部屋~
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続・叔父が死んだ の巻

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6月16日 (金曜日) 晴れ

今日から期せずして4連休です。ホントは昨日も休みのはずだったんですが、 「休みを変えて欲しい」 旨の依頼があったので、変えてやりました。まぁ、物事を頼む時だけ低姿勢なので、心の中では 「んにゃろ~」 って腹の中は沸騰寸前だったんですが、そこは瞬間的に冷却して抑えました。

さて、昨日だか一昨日だか、帰宅すると 「□□叔父さんが亡くなった」 との一報を受けました。
3月は親父の弟がくたばりましたが、今度はオカンの弟でした。しかし、場所が鹿児島なので、通夜や告別式には参列出来ず (オカンの妹が代理で参列) 、香典だけ現金書留で今日、発送しました。
オカンは長姉で、下に6人の弟妹がいますが、今回を含めて既に3人他界しており、さらに死んでいくのは末っ子からになっています。最初は一番下の妹で、卯建の上がらない旦那に翻弄されてガンに冒され、亡くなった時はまだ50代じゃなかったかなと。次いで末弟が亡くなりましたが、ここほど 「家庭崩壊」 を絵に描いたような家族は無いんじゃないかというくらい、その最期は悲惨でした。どっちも私にとっては、 「いい叔父さん」 「いい叔母さん」 だったんですけど、叔父の方がね・・・。叔父は腕の良いステンレス加工職人でしたが、取引先に唆されて 「千葉に行く」 と言い出し、オカンを始めとして兄姉が必死になって反対するも意志は硬く、じいさんとばあさん (つまり、オカンの実親) まで引き連れて八街の奥地まで行きました (厳密に言えば、叔父が連れて行ったんじゃなくて、じいさんが 「行く」 と言い出したから) 。でも、そんな無計画な新天地での暮らしなど長く続くはずもなく、すぐに東京に舞い戻ってきました。そこからが暗黒の日々でした。叔父の奥さんという人がまた、すごい人で、別に悪さをする人ではないんだけど、とにかく全てにおいてやったらやりっ放しという奔放な叔母で、借りたアパートは殆ど全て崩壊寸前にまで追い込んだほど、その部屋の荒れ放題は今でも親族の間で語り草になっています。そのDNAが二人の娘にも波及して、グレはしなかったけど、下の娘がいじめに遭いました。私がそのいじめた奴らを呼び出して、半殺しにしたのは内緒ね。 
もう四半世紀以上前の話です。時効さ。
それから、叔父の長女には2人だか3人だかの子供がいますが、父親は皆、違います。お下劣且つお下品な言い方ですが、いわゆる 「やり逃げ」 で、 (子供が) 出来たと判った段階で行方をくらましたのだとか。

千葉で懲りたかと思ったら、またその取引先に唆されて、今度は川越に越していきましたが、悲劇はまだ続きます。まず、先程登場した叔父の奥さんが亡くなったんですが、葬儀のお金が無くて、叔父が自ら運転する車で遺体を病院→自宅→火葬場へ運ぶという異例事態。火葬にかかる費用は何とか親族で捻出したから執り行えたものの、私自身、遺体を霊柩車で運ぶのではなくて、自分の車で運ぶというのは初めて聞きました。その1年後だったかな? 今度は叔父が亡くなったんですが、大病を患っているにもかかわらず、姉兄には相談せず、ひたすら我慢していたようで、お金が無いからロクスッポ飯も食えない状況だったらしいです。でも、オカンはそんな弟に手出しはしませんでした。一応、差し延べようとしたようですが、弟は 「迷惑がかかるといけないから」 と拒否。そんなこと言ってる場合じゃないだろっ!? って一喝するも、つまらない部分で意志を硬め、結果的には最悪の結果になってしまいました。
滞納していた家賃や光熱費、葬儀費の一部、借りてたアパートの修繕費等については、叔父が最も信頼する別の取引先の人が肩代わりしてくれたそうで、長女とその子供たちの住む場所も確保してくれたらしいですが、あまり恩に感じていないみたいで、今は消息不明です。

さて、前置きが長くなりましたが、今回亡くなったのは長兄です。
この叔父も子供の頃の私にとってみれば、 「良い叔父さん」 でした。勿論、他の叔父も良い人に映りました。お年玉はいっぱいくれるし、ドライブには連れてってくれるし、ごくたまに会うことが何よりの楽しみだったりします。しかし、この長兄はサラ金地獄に陥ります。あれは私が高校だったか、大学だったかの時に発覚したんですが、結構な額だったらしいです。当然のことながら、取り立ては日々厳しさを増すし、それをどうやって完済したのか私は最後まで知りませんでした。もしかしたら 「焦げつかせた」 のかもしれませんね。
その後、叔父は奥さんと長男とともに、奥さんの故郷である鹿児島へと半ば、逃げるようにして引っ越していき、そこから先の生活については全然把握していません。

前回も同じようなことを言ったような記憶がありますが、父方にしても母方にしても、ウチの親族だけは平穏無事な親族だと思い込んでいました。でも、そうじゃありませんでした。今も父方も母方も目には見えない争いが継続されているようです。

オカンの息子と娘、つまり、私と姉は嫁や婿を貰わず、今でも親の作ったご飯を朝昼晩と食って、生き長らえているろくでもない子供ですが、親父にしてもお袋にしても、まっとうな生き方をさせて、まっとうに最期をむかえさせてあげたいなと、あらためて思いました。



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