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Channel: Club SKRAM ~もはねの小部屋~
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懐かしきヘッドマーク付き特急

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今のJRにしても、私鉄にしても、そして特急であろうと各駅停車であろうと、何かあるとお約束のようにヘッドマークを掲げる例が散見されますが、昭和の頃は、ヘッドマークといえば特急や急行といった優等列車のみに取り付けられていたシンボルのようなものでした。そしてヘッドマーク付きの特急といえば、東武のDRCや西武のレッドアロー、そして小田急のロマンスカーあたりがまず思い出されますけど、通勤特急のイメージが強い京王帝都電鉄にも臨時特急ではあるけど、ヘッドマークを掲げた列車がありました。

実物を見たことは無いけど、私が鮮明に記憶しているのは、京王八王子行きの 「陣馬 (八王子の奥地にある陣馬山 (陣馬高原) に由来) 」 と高尾山口行きの 「高尾 (高尾山に由来) 」 、そして画像の 「迎光」 の3列車です。それしか無かったような気もするんですが、 「陣馬」 と 「高尾」 は週末に運転される行楽特急でした。しかし、 「迎光」 は、読んで字の如く、年末年始・・というよりも、12月31日から1月1日の終夜運転時にしか設定されない稀少な列車です。
この列車の目的は、言うまでもなく、高尾山で初日の出を見るという人の為の列車ですが、初日の出の時間に間に合わないと意味が無いので、そんなに遅い時間帯 (この場合は、4時台とか5時台とかを指す) には運転されないんじゃないかと思います。ですから、1~2本程度の設定なんじゃないかと考えられます。復路 (つまり、新宿行き) は通常の特急、急行かあるいは各駅停車になろうかと思いますね。

「迎光」 に関して、事細かな文献が無かったので、いつ頃から運転されていたのかまでははハッキリとしませんでしたが、1968年1月1日 (ということは、1967年12月31日からか) から運転開始されたようです。そしてあるサイトで 「13年ぶりに 「迎光号」 運転」 という記事がありました。それが2013年だったので、それから13を引くと、1996年までは設定されていたみたいなんですね。そして最近は、 「迎光EXPRESSかがやき」 と列車名をあらためて、毎年運転されているようです。特に今年は、緑にラッピングされた8000系が充当されたようですが、あの緑は高尾山の緑をイメージしているんですってね。てっきり、かつての “グリーン車” のリバイバルかと思いました。世の中、好むとか好まざるとか、それぞれの拘りや趣向があって、それはそれで良い事なんですけど、8000系に 「迎光」 のヘッドマークは似合わないな。やっぱり6000系でないとね。

ところで、 「迎光」 という言葉。何て読むんだろう?
普通に 「げいこう」 と入力しても一発変換出来ないし、辞書を紐解いてもそのような言葉はありません。ということは、当て字なんでしょうか・・・?

【画像提供】
ヤ様
【参考文献・引用】
日本鉄道旅行歴史地図帳 第5号 「首都圏私鉄」 (新潮社 刊)
鉄道ファンWEB版 「railf.jp」
ウィキペディア (京王電鉄、京王8000系、陣馬山)

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