関西外遊の初日、草津や瀬田でバスを撮った私は、その足で大阪に行くつもりでしたが、そのまま行ったんじゃあ面白くないということで、瀬田の次の石山駅から京阪石山坂本線に乗り換えました。浜大津で京津線に、御陵 (みささぎ) で京都市営地下鉄東西線にそれぞれ乗り換えて六地蔵駅まで行き、さらにここからJR奈良線に乗り換えて京都駅まで行きました。単なる大回りでした。
奈良線の主力は221系とこの103系。基本的に快速 (みやこ路快速) には221系が、各駅停車には103系が使われています。3500両弱が製造された103系も、残るはJR西日本の大阪圏内のみで、大阪環状線、阪和線、山陽本線 (和田岬支線) 、そしてこの奈良線で活躍しています。あっ、播但線や加古川線でも使われていました。和歌山線や桜井線、広島の可部線などで使われている105系は元々は103系を改造した車両になりますので、これも運用線区といっても過言ではないかと思います。
画像の車両は、吹田総合車両所奈良支所 (近ナラ) に配属されていまして、6両と4両がありますが、奈良線の他に関西本線 (大和路線) やおおさか東線、そして朝夕のみですが大阪環状線にも入線します。大和路線とおおさか東線は同所の201系と共通運用のようですが、6両編成は大阪環状線には乗り入れず、4両固定が乗り入れ対象車になります。その際は4両×2で入線します。
んで、画像の先頭車は 「167」 と読めますので、クハ103-167となります。編成番号はNS401編成で以下、
クハ103-167モハ103-423モハ102-579クハ103-168
という編成になります。
新製当初は
クハ103-167モハ103-427モハ102-579クハ103-168
(70.1.13 川重) (74.1.17 川重) (74.1.17 川重) (70.1.13 川重)
で、クハは新製配置が明石電車区 (大アカ) 、モハは高槻電車区 (大タツ) でした。
モハは新製冷房車で、後に山手線に配属されるクハ103-277と278とは同期生になります。
阪和線は新形電車 (225系) の投入が決まって先行き不透明な情勢ですが、奈良線 (大和路線やおおさか東線を含む) は新車の噂は聞かれないので、しばらくは元気な姿が見られるかと思います。