夏休み恒例の 「鉄道模型ショー」 は今日が最終日。新製品や話題の商品に一喜一憂したことでしょう。前にもお伝えしたように、今はネットで (新製品の) 情報が分かる時代です。会場発表の新製品、製品化予告もありますが、私がガキの頃は、それこそ模型ショー (静岡ホビーショーなども含む) や次年度のカタログでの発表が全てだったことから、今の模型ショーは魅力が半減だったりします。
これは近日発売予定の485系 (上沼垂色) ですが、よく見ると、先頭車が全部違ったりします。
画像左側から、200番台、300番台 (1000番台?) 、1500番台、そしてボンネットタイプ。ボンネットタイプは、タイフォンが前照灯脇に設置されていることから、100番台だと思われます。
そういえば1500番台ですが、こないだ、 「新潟車両センターT8編成」 をプロトタイプとしたセットをリリースしましたが。いつだったか、トミーテックのスタッフに、 「国鉄仕様は出さないんですか?」 と聞いたことがあります。予定は無いけど、 「要望は多くいただいています」 という返答でした。折りしもNゲージの世界は “北海道ブーム” 。485系1500番台は最後まで北海道に馴染めなかった不運の車両ですが、模型の世界では雪害による計画運休とかはありませんので、是非ともリリースして欲しいですね。
これは会場発表でしたが、早くも大阪環状線の新型電車、JR西日本325系が製品化されます。
そして、私はトミーテックのスタッフに “取材” をこころみました。
いつぞや弊愚ブログでもお伝えしましたが、トミックスで製品化されたEF60 500番台を挙げて、 「何か物足りない。牽かせる客車が無い。トミックス誕生40周年ということで、20系客車の製品化は企画されていないのか?」 と直球で聞いてみました。トミーテックのスタッフの返答は 「無い・・」 でした。しかし、 「特急色であること、ヘッドマークが同梱されていることなどから、これを活用しない手は無いので、是非とも、 “40周年の目玉” として企画して欲しい」 と要望してみたら、 「今のところ、予定は無いが、要望は多いので、検討してみます」 という回答でした。トミックスにはEF60 500番台の他に、EF65 500番台や同1000番台前期形、EF71、ED75各種、EF81、DD51、C61、C57といった “20系に相応しい” 機関車が多数ラインナップされていて、旧製品も含めると、EF30、DD54、DF50といった機関車も20系を牽いていますので、是非ともマジで企画して欲しいですね。
続いてマイクロエースです。
今もなお、マイクロエースに関しては、信頼度が著しく低く、二大メーカーで製品化されないコアな車両を多く製品化していることで、マニア受けするメーカーですが、再生産をしないメーカーとしても知られ、別の意味で珍重されているのが現状です。それでも、一頃に比べてディテールのレベルは向上したようにも思えなくも無いのですが、やっぱり私個人的には受け付け難いメーカーですね。
気になった新製品はこの70系新潟色。前にもあったような気がするのですが、意外にも70系って、二大メーカーでは製品化されないですね。
70系はもう一つ、 「京阪神緩行線仕様」 も予告されていました。
反対方向の先頭車はクモハ60 (クモハ54?) ですが、もう片方の先頭車はクハ76。世に言う 「茶坊主」 です。
茶色一色に塗られたクハ76については、こちら ( http://blogs.yahoo.co.jp/mohane5812001/55333586.html) も是非参照してみて下さい。
こちらは、私的には興奮しまくりの営団地下鉄 (→現、東京メトロ) の5000系電車ですが、残念ながら模型は、いわゆる 「千代田線仕様」 であります。
1969年の開通時、6000系の落成が間に合わなかったため、暫定的に東西線用の5000系を投入したのは有名な話ですが、その後も6000系とともに活躍し、1981年に北綾瀬支線用の6両を残して全て東西線に転属しました。
千代田線の5000系も当初は3両でしたが、後に10両編成になります。ただ、千代田線の場合は一部を除いて基本的には5+5の編成で、10両固定編成は1本しか無かったような記憶があります。
模型のプロトタイプとなったのは、その5+5を模した昭和50年代前半の仕様と思われます。中間に封じ込められている先頭車は、帯の太さも115mmのままで、この辺りはしっかりとツボを押さえています。
最後はDDF (ディディエフ) です。
DDFとは、 「Diorama Display Factory」 の略で、企業に依頼されてジオラマを製作したり、あるいはストラクチャーを製作したりするメーカーです。その完成度は他を圧倒するほどのクオリティです。
そんなDDFの新製品 (受注生産?) が観覧車。実際に回ります。
というわけで、甚だ雑ぱくにお伝えしましたが、模型も日進月歩。常に進化していますよね。
今後の新製品に目が離せません。