ヤフーニュースで気になる記事がありました。
以下、全文を記載します。
「三菱ふそう、バス床下の腐食点検を呼びかけ・・・重大事故のお知らせ」
三菱ふそうトラック・バスは7月26日に、大・中型バスについて、車両床下部の腐食に関する無料点検を速やかに受けるよう、バス使用者に再度注意を呼びかけている。三菱ふそう製の大・中型バスについては、車両床下部の適切な点検・整備が実施されていないため、錆が発生して腐食が進行すると、部材の板厚の減少や穴あきに至り、強度低下による破断、破壊が発生するおそれがあることが判明。特に独立懸架車は、フロントタイヤハウス部のセンターメンバーが腐食すると、最悪の場合、ロアアームが脱落してハンドル操作が不能となり、これまでハンドル操作不能の不具合情報が8件、それに伴う人身事故が3件発生している。このため、同社はホームページへ点検要領書を掲載したほか、今年4月に開始したサービスキャンペーンにより、1977年12月~2016年4月に生産された大型バス 「エアロバス」 「エアロスター」 「エアロエース」 「エアロクィーン」 「エアロキング」 、及び中型バス 「エアロミディ」 の使用者に対し、定期点検項目 「車枠及び車体」 の緩み及び損傷の点検方法として、1年に一回の打音点検によることを追加したメンテナンスノートの追補版と点検実施要領をダイレクトメールで配布するとともに、車両床下部の点検を呼びかけている。同社では、サービスキャンペーンに併せ、特に点検の必要性の高い2007年以前の独立懸架車14,788台について、使用者へ直接コンタクトを取り、点検の実施を呼びかけるとともに、結果の把握を行ってきたが、点検結果が把握出来たのは3,162台で、そのうち33台は運行停止が必要な状態にあった。今回同社は、未だ点検結果が分からない車両11,626台を中心に、点検の促進・徹底を図るため、販売会社からの連絡に加え、同社にコールセンター等を設置して、8月19日までに使用者へコンタクト、同社系列の販売店において、10月末までを無料期間に設定し、無料点検を実施する。
1977年12月からとはまた、随分と遡っていますが、基本的に独立懸架仕様車に特化するといっても過言では無いので、1982年から生産が開始されたMS7エアロバスシリーズ以降が中心となるということです。さらに、MS7系やMU5系は、さすがに残存数が少なくなっているでしょうし、MS8系とMS9系の初期中の初期車が点検の対象になりそうですね。それにしても、今頃何故・・・?
MS7の場合は、さすがに経年車が多いので、そういう不具合が生じてもおかしくないと思いますが、MS8やMS9までもがそういう不具合の対象になろうとは、三菱はどこまで墜ちてしまったんだと嘆かずにはいられません。独立懸架が対象ということですが、車軸懸架車は不具合は生じないのでしょうか?
そういえば、今回の不具合とは無関係のようですが、4年前のツアーバス事故も今年のスキーバス事故も皆、三菱の車によって引き起こされた事故でしたよね。ふそう支持者としては堪え難い事実なんですけど、今回の不具合騒動によって、三菱ユーザーがさらに減らないことを切に願わずにはいられません・・・。