事業者名:神奈川中央交通(神奈川)
仕様・用途:貸切兼用路線仕様
登録番号:湘南200 か 1461
社番:ひ52号車
配属:平塚営業所
初年度登録:2010年式
シャシーメーカー:三菱ふそうトラック・バス
エンジン型式:日産ディーゼルMD92TJ型
ボディ架装:三菱ふそうバス製造
車両型式:PKG-MP35UM
車名:三菱ふそうエアロスターワンステップ
撮影日:2016年5月5日(木曜日)
撮影場所:平塚競輪場
ゴールデンウィークに撮った「平塚競輪場の神奈中バス」 の第三弾は私にとってはものすごく “懐かしい色” のバスを取り上げます。バイクで平塚市内を走行中、神奈中の青いバスを見かけ、 「撮りたいっ!!」 って鼻からドレインを出しました。そして平塚競輪場の前を通ったら、その青いバスがいたので、一度は通過したのですが、程なくして引き返しました。結果的には大正解でした。青いバスは勿論のこと、新型エアロスターや新型ブルーリボンハイブリッドも撮ることが出来たのだから。
このカラーは、神奈中フリークには説明する必要はないので、神奈中にそれほど執着してない方々に説明します。
神奈中の路線車は薄い黄色 (濃いクリーム?) をベースに、腰部に赤を配し、中央には赤の腹帯を巻いている伝統的な塗色を纏っていますが、一部で全体に青を塗り、白と青の波線模様と黄色+オレンジのストライプを配した独特の塗装車が存在します。これは時に貸切車にも使われる兼用車で、路線車ながらロマンスシートを備えていることから、 「ワンロマ車」 と呼ばれています。京王や東急、京浜急行などでもワンロマ車は存在しますが、神奈中の社内では 「ブルーイエロー」 、またの名を 「B&Y車」 なぁんて呼ばれています。
このカラー、 「私にとって懐かしい色」 と先程お伝えしましたが、このカラーは元々は、神奈中の夜行高速路線バス専用の塗色として採用されたものです。近年まで神奈中の夜行高速路線バスは運行していましたが、2009年までに神奈中は子会社を含めて夜行高速路線バスから撤退し、共同運行会社が単独で運行するに至っています (チケットの発券業務は継続) 。
神奈中の路線車は薄い黄色 (濃いクリーム?) をベースに、腰部に赤を配し、中央には赤の腹帯を巻いている伝統的な塗色を纏っていますが、一部で全体に青を塗り、白と青の波線模様と黄色+オレンジのストライプを配した独特の塗装車が存在します。これは時に貸切車にも使われる兼用車で、路線車ながらロマンスシートを備えていることから、 「ワンロマ車」 と呼ばれています。京王や東急、京浜急行などでもワンロマ車は存在しますが、神奈中の社内では 「ブルーイエロー」 、またの名を 「B&Y車」 なぁんて呼ばれています。
このカラー、 「私にとって懐かしい色」 と先程お伝えしましたが、このカラーは元々は、神奈中の夜行高速路線バス専用の塗色として採用されたものです。近年まで神奈中の夜行高速路線バスは運行していましたが、2009年までに神奈中は子会社を含めて夜行高速路線バスから撤退し、共同運行会社が単独で運行するに至っています (チケットの発券業務は継続) 。
神奈中の夜行高速路線バスは1989年にその歴史が始まったのですが、最初は横浜-奈良間でした。神奈中はこのカラーリングのエアロクィーン・Mを起用し、共同運行会社は奈良交通でした。次いで西日本JRバスとの共同運行で大阪便の運行を開始し、この時初めて 「ハーバーライト」 の名が冠せられました。その後、京都便 ( 「ハーバーライト京都」 号) 、広島便 ( 「赤いくつ」 号) 、和歌山便 ( 「サウスウェーブ」 号) 、盛岡便と順次路線網を拡大していきました。盛岡便までは横浜駅東口を出発し、町田駅を経由して各地へと向かっていきましたが、盛岡便で初めて本厚木駅を起終点としました (町田経由は変わらず) 。後に他の便も本厚木経由としましたが、採算性の問題から次々に分社化した子会社に路線を委譲していき、奈良便が2008年9月に、大阪便と京都便が2009年5月に、和歌山便が1998年3月に、そして盛岡便が2005年11月に神奈中は撤退しました。広島便は1997年に路線そのものが廃止されています。
京都便と大阪便にはダブルデッカーが導入されましたが、撤退後は大阪のオオキタ (アメニティ) に2台とも引き取られて、高速ツアーバスに充当されていました。最近、姿を見ないけど、オオキタは撤退したのかな?
京都便と大阪便にはダブルデッカーが導入されましたが、撤退後は大阪のオオキタ (アメニティ) に2台とも引き取られて、高速ツアーバスに充当されていました。最近、姿を見ないけど、オオキタは撤退したのかな?
バス撮り黎明期、私は東京を中心に観光バスや高速バスを撮っていました。時にはバスの営業所に出向き、寝ているバスを撮ったりもしました。しかし、横浜には一度も行ったことがなく、神奈中の 「ハーバーライト」 は勿論のこと、相鉄の高速バスも撮れていません。神奈中もそうですが相鉄は、浜松町に乗り入れる 「レイク&ポート」 を除いて東京には来ないので、それはそれは勿体ないことをしました。神奈中は統一したカラーでしたが、相鉄は路線ごとにカラーデザインを変えていましたので、一度は行くべきでしたね。
夜行高速路線バスから撤退した後は、画像のような貸切路線権用車のカラーとして今も親しまれています。東急もそうですよね。空港リムジン車や 「E-Liner」 専用車は色は違えど、かつての夜行高速路線バス 「ミルキー・ウェイ」 のデザインを受け継いでいます。そういう部分で懐かしめるのは、過去の栄光に縋る者としてはすごく良い事だと思います。如何にデザインが秀逸かという証しですからね。
今の横浜は、中国バスの「ドリームスリーパー」 以外は眼中にないな・・・。
【参考文献・引用】
年鑑バスラマ 2009→2010
BUSRAMA EXPRESS No.12 「三菱ふそうエアロスター」
(いずれもぽると出版社 刊)
バス新型車両コレクション (交通新聞社 刊)
ウィキペディア (神奈川中央交通、やまと号)
年鑑バスラマ 2009→2010
BUSRAMA EXPRESS No.12 「三菱ふそうエアロスター」
(いずれもぽると出版社 刊)
バス新型車両コレクション (交通新聞社 刊)
ウィキペディア (神奈川中央交通、やまと号)