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Channel: Club SKRAM ~もはねの小部屋~
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第369回

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第369回放送 (1985年3月14日)

第1位:天使のウィンク/松田聖子 ②

第2位:シンデレラは眠れない/ALFEE 
第3位:熱視線/安全地帯 
第4位:Romanticが止まらない/C-C-B 
第5位:ヨイショッ!/近藤真彦 
第6位:ふられ気分でROCK’N ROLL/TOM★CAT 
第7位:ユー・ガッタ・チャンス/吉川晃司 
第8位:俺ら東京さ行ぐだ/吉幾三 返
第9位:そして僕は途方に暮れる/大澤誉志幸 
第10位:涙のTake A Chance/風見慎吾 

スポットライト:伊藤麻衣子 「見えない翼」
松田聖子の強さは変わりません。そして前回4位のALFEEが一気に2位まで上昇し、勢いの違いを見せつけます。他のアーティストもそうですが、勢いのある人は何処か違うんですよね。私はこの頃のALFEEは、存在だけは知っていましたが、特別ハマっていたわけではなく、音楽的にもビジュアル的にもどんどんと過激になっていったのだけは覚えています。 「恋人達のペイヴメント」 はさすがに出来ませんでしたが、 「星空のディスタンス」 「STARSHIP」 、そしてこの 「シンデレラは眠れない」 と、衣装がヘビメタっぽくなっていたでしょう。子供心 (・・・といっても、中学、高校の頃ですが) に 「ヘンなバンド」 って思っていました。特に高見沢さんはね。今では高見沢さんについては、テレビやコンサートなどを通じて、その人となりは何となく解りますが、あの頃の高見沢さんは、正直、ぶっちゃけ、 「男? 女?」 とかなり疑問に思っていたのは事実です。でも、たかみーは純な日本男児だったりします。
前回ベストテン圏外に墜ちた吉幾三が、1週置いて再びベストテン圏内に入ってきました。こないだ、何十年か振りに 「俺ら東京さ行ぐだ」 を聴きましたが、やっぱりあの歌は掛け値無しに面白いですね。

「スポットライト」 は伊藤麻衣子 (現、いとうまい子)。
アイドル歌手としてデビューし、後に俳優の道へ進みますが、我々アラフォー、アラフィフの面々にとって、伊藤麻衣子といえば、 「不良少女と呼ばれて」 でしょう。これは絶対に外せません。
1982年に 「ミスマガジンコンテスト」 の初代グランプリになったのがきっかけで、翌年、前述のようにアイドル歌手としてデビューします。同期には大沢逸美や森尾由美、松本明子、岩井小百合、桑田靖子、武田久美子などがいましたが、どいつもこいつも (・・・って言い方したらもの凄い失礼です) アイドルとしてはパッとしなかったため、 「不遇のアイドル」 と呼ばれていました (前年 (1982年) デビューのアイドルは 「花の82年組」 と言われていましたが、伊藤麻衣子たちは 「不作の83年組」 とさえ言われていたことも) 。
デビューするも、出す曲出す曲パッとせず、その後の生き方を考えていた時にドラマ 「高校聖夫婦」 の主役に抜擢されます。これが俳優業への道筋を決めた作品になったようで、次の 「不良少女と呼ばれて」 に繋がっていくわけですが、この役を勝ち取りたいが為に、伊藤麻衣子本人がプロデューサーに 「この役が出来るのなら、坊主頭にでもモヒカンにでもなります」 と直談判したというエピソードがあるのですが、 「この役が出来るのなら、ヌードにもなるし、濡れ場 (シーン) もやる」 と言ったという説もあるんです。 
「不良少女と呼ばれて」 はとにかく、圧巻の一言に尽きる作品だったと思います。この作品で伊藤かずえと松村雄基の存在を知ったし、主題歌を歌った元、ピンクレディーのMIEも再評価されたでしょ。
この 「見えない翼」 は、日テレ系のドラマ 「婦警候補生物語」 の主題歌になった歌で、伊藤麻衣子最大のヒット曲になりました。このドラマは 「スチュワーデス物語」 の警察版といった趣きのドラマで、確か、 「不良少女と呼ばれて」 で共演した国広富之と再びタッグを組んだ作品としても注目されましたよね。他に財前直見も出ていたような記憶があるんだけど・・・。なお、芸名をひらがなにしたのは、同じ女優の川上麻衣子と混同されるからだという言い伝えがありました。


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