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Channel: Club SKRAM ~もはねの小部屋~
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撮りたかったバス・その14

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名古屋鉄道 (→名鉄バス) 、岐阜乗合自動車、日本交通、両備バスなどと並び称される “三菱ふそう大ユーザー” として帝産観光バスがありますが、帝産と言えば基本的には三菱名古屋ボディを架装した車を導入しています。しかし、滋賀県草津市に本社を構える系列会社の帝産湖南交通は、グループ会社にあって “風雲児” と言いますか、 “変わり者” と言いますか、グループ会社にあって唯一、呉羽自工 (→新呉羽自工→三菱自動車バス製造→三菱ふそうバス製造) を架装した車を導入していることで業界やヲタの注目を集めていました。
 
もう一つ、帝産湖南交通は、グループ会社の中ではこれも唯一ですが、路線バスを運行している会社としても特筆されます。今も昔もJR草津駅を中心とした路線網を形成していますが、帝産カラーのエアロスターが縦横無尽に走っていました。当時の主な使用車両はエアロスター・Kで、帝産の “常識” からすれば、エアロスター・Mを導入するのでしょうけど、 “風雲児” と言いますか、 “変わり者” と言いますか、常識にとらわれない車種選択をしているのは今になって思えば、ある意味拍手ものだったのかもしれませんね。
 
というわけで、東京、名古屋、京都、奈良、大阪、神戸、仙台 (→帝産富士交通) 、函館 (→帝産函館バス→函館タクシー) とある帝産グループにおいて、帝産湖南交通でしか見られなかった帝産カラーのエアロクィーン・Kであります。ただ、バスのグレードを表す愛称は他のグループ会社同様に 「スペースライナー」 なんですね。
 
毎度申し上げることですが、バス撮りを始めた当初は、呉羽架装のふそうのバスを見る度に 「こんなのはエアロじゃないっ!」 とシャッターを切ることは無かったのですが、湖南のクィーン・Kは見たことがないですね。ハイデッカーの汎用車 「アストロライナー (エアロバス) 」 は一度だけ撮ったことがあります。それも撮るまで全然気づかずに、 「滋22」 という登録番号を見てようやく 「あっ!  (帝産) 湖南だっ!」 と状況が飲み込めたのを昨日のように思い出されます。汎用車は普通に名古屋ボディのエアロバスでした。もしかしたら、 「サンシャインデッカー」 も導入されていたかもしれませんけどね。
 
と、帝産について色々と調べていたら、帝産函館 (→函館タクシー) に、何とスーパーエアロタイプⅡが導入されてたことを知りました。帝産カラーのスーパーエアロがあるなんて知らなかったぁ~っ!! まさか残存しているとは思わないけど、タイムマシンがあったら是非、その時代に戻って撮りたいですね。
 
(この画像は、クラリオン社刊、 「Bus Body Graphics ’92 観光篇」 より転載させていただきました)
 
【参考文献】
ウィキペディア (帝産湖南交通、帝産観光バス、帝産富士交通、函館タクシー)

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