所有事業者:中国ジェイアールバス
仕様・用途:都市間夜行高速路線仕様 (高速 「ニューブリーズ」 号に充当)
登録番号:広島200 か ・906
社番:641-6903号車
配置:広島支店
初年度登録:2006年
シャシーメーカー:いすゞ自動車
搭載エンジン:日野E13C 〈ET-勝 型
車体架装:ジェイ・バス小松
車両型式:PKG-RU1ESAJ
車名:いすゞガーラSHD
撮影日:2010年4月18日 (日曜日)
撮影場所:東京駅日本橋口
画像は多分、再掲になります。
近年、めっきり見なくなった高速路線バスのスーパーハイデッカー。特に東京駅ではダブルデッカーかハイデッカーかの二者択一状態で、一部の事業者を除けばスーパーハイデッカーはもはや、採用の対象外になっているようです。
東京駅にやって来るJRバスは、お膝元の関東 (+バステックね) の他に、東北、東海、西日本、中国、四国が乗り入れてきますけど、エアロキングが老朽引退すると、その代替は陳腐なハイデッカー。まぁ、ハイデッカーとスーパーハイデッカーとではタッパが違うだけで、室内のクリアランスはさほど変化は感じられないから、コストの兼ね合いからハイデッカーをチョイスするんでしょうね。
1980年代後半から1990年代前半にかけては、猫も杓子もスーパーハイデッカーだったんですが、それだけバス、とりわけ高速路線バスを取り巻く環境は厳しいんでしょう。そりゃそうですよ。ツアーバスを含めればかなりの数に上るわけで、群雄割拠どころか、半分潰し合いのような状況ですもんね。
1980年代後半から1990年代前半にかけては、猫も杓子もスーパーハイデッカーだったんですが、それだけバス、とりわけ高速路線バスを取り巻く環境は厳しいんでしょう。そりゃそうですよ。ツアーバスを含めればかなりの数に上るわけで、群雄割拠どころか、半分潰し合いのような状況ですもんね。
さて、画像の中国JRバス641-6903号車ですが、意外にも中国JRバスが所有する二代目セレガ/ガーラとしては唯一のスーパーハイデッカーなんだそうです。新製配置は岡山支店で、すぐに広島支店に転属して 「ニューブリーズ」 号の専用車として活躍を始めます。しかし、その後は岡山と広島を行ったり来たりして、気がついたら 「ニューブリーズ」 の充当は無くなり、現在は広島-鹿児島間の 「鹿児島ドリーム広島」 号や、広島-大阪間の 「山陽道昼特急大阪」 号に充当されるのが日課になっているとのことです。私自身も画像のガーラSHDが充当された 「ニューブリーズ」 を見るのはこの時が最初で最後でしたから。
夜行仕様らしく、濃いスモークガラスが特徴なんですけど、昼行便に充当される時は車窓が見えにくそうですね。
夜行仕様らしく、濃いスモークガラスが特徴なんですけど、昼行便に充当される時は車窓が見えにくそうですね。
以前、 「ニューブリーズ」 に参画していたJRバス関東と広島電鉄は、二階建てを採用していたことがありましたが、他の事業者 (中国JRバスと小田急シティバス) は二階建てを採用してなかったように記憶しています。二階建てを充当していた事業者が揃って撤退したというのも何だか皮肉かなとも思ったりします。
とはいえ、来年で運行開始から30年になり、老舗路線の部類に入っています。それだけ需要があるということなんでしょうから、これからも運行し続けて欲しいものですね。
とはいえ、来年で運行開始から30年になり、老舗路線の部類に入っています。それだけ需要があるということなんでしょうから、これからも運行し続けて欲しいものですね。
【参考文献・引用】
年鑑バスラマ2009→2010 (ぽると出版社 刊)
中国JRバス641-6903号車を扱った各サイト
年鑑バスラマ2009→2010 (ぽると出版社 刊)
中国JRバス641-6903号車を扱った各サイト