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Channel: Club SKRAM ~もはねの小部屋~
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麵プレッション625~近藤家

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愛車ピクシスの1ヶ月点検の帰り道、ラーメンを食おうと決めていました。
家系を食べたいなって思っていたのですが、最近の家系は見様見真似で作った亜流の店ばかりで、きちんとした店で修行した “まともな” 家系の店がパタッと少なくなりました。そういう意味で、結構探すのが容易でなくなっている昨今、 「そういえば、あの店に行っていないな」 と、まだ見ぬ大物の店の存在を忘れていて、すんなりと店が決まりました。
さて、今日は何処に行ったのでしょう・・・。
行った店・・・・・・ラーメン 近藤家本店
場所・・・・・・・・・横浜市都筑区東山田1丁目 (県道12号線沿い~山田富士公園の近く)
食ったもの・・・・ラーメン (特製チャーシュー、味付け玉子、のりをトッピング
          ご飯を付けて ¥1,400-


イメージ 2

スープ・・・△
最近、大勝軒の本家分裂騒動が話題になっていますが、家系ラーメンにもかつて、似たようなお家騒動がありました。
ご存じのように、家系ラーメンは吉村実氏が創業した 「吉村家」 がその祖とされていますが、これがトラックドライバーの間で評判となり、程なくして2号店となる 「本牧家」 をオープンさせます。しかし、後に本牧家の店長だった神藤氏が独立して 「六角家」 を立ち上げ、他の弟子も追随したことから、大きな内部分裂に発展したことがありました。
この 「近藤家」 は、六角家で修行していた近藤氏が独立して1992年にオープンさせた店で、 「本牧家」 「六角家」 と合わせて「家系御三家」と呼ばれています。なお、近藤氏は家系のチェーン店である 「横濱家」 をプロデュースしております。
「近藤家」 は、川崎店に行ったことがありますが ( 「麺プレ」 No.176を参照のこと) 、本店には一度もありません・・・としていましたが、大昔に “上司” と行ったことがあるらしく、すっかり忘れていました。
川崎店の評価はあまり高くなく、 「食後も胸焼けが酷い」 と散々扱き下ろしています。 “上司” の評価も高くありませんでした。しかし、前述のように、ここ最近の家系はテキトーに作ったとしか思えない亜流の店ばかりが目立つので、名の通った店で修行をした 「正当な家系」 の存在そのものが珍しくなりつつあります。たまにはそういう店で食べたいなと引き寄せられました。
ちょうど昼飯時とあって、店内はかなり混んでいますが、すんなり座れました。川崎店の悪夢が思い出されたので、今回は普通のラーメンに近藤家特製の大型チャーシューを別にトッピングしました (詳細は後で) 。
混んでいたせいか、ラーメンが運ばれてくるまで若干の時間を要しました。画像こそ、特大チャーシューは乗せていますが、実際は別皿で供されています。

始めの一口ぃ~

薄いなぁ~。
何か、ミオチクリンなスープですね。パンチが無い。
「六角家」 でももっとガツンとくるスープを提供しますが、今回の 「近藤家」 はそれが無かった。啜れば啜るほど、しらけるんです。
“まともな” 家系の場合、その日その日によって、スープの味が異なったりします。あの 「蔵前家」 ですら、ガツンと来たり来なかったり、結構バラつきがあったりします。スープ作りは天候や気温、湿度までもが影響してくると聞いたことがありますが、我々がオーダーする時間も少なからず影響があったりします。足りなくなればそこにスープを足したりするので、味が激変することも珍しくありません。亜流と呼ばれるチェーン店系は、大体味は一定していますが、店舗によって薄かったり濃かったりします。レシピ通りに作れば、味は一定するのは当たり前ですが、店舗で差が出てくるのは、それは作り手の技量によるもの。上手い下手以外の何者でもありません。それだけスープ作りって重要且つシビアなんですよね。
とにかく今回は外れたな・・・。

麺・・・×
すいません、 “麺上げ” の画像を忘れました。
“まともな” 家系らしく、酒井製麺製を使用していますが、川崎店同様、超ヤワい麺でした。
オーダー時に 「麺固めで・・」 とハッキリ言っているのに、実際に出てくると、 「 “離乳食” かよっ!?」 って言う位、もの凄い柔らかかったです。
川崎店では 「バリカタ (近藤家では 「チョウカタ」 と言うそうです) 」 でオーダーして、出てくればものの見事にヤワかったと酷評していましたが、 「カタメ」 でもダメ、 「バリカタ」 でもダメなら、どうすりゃいいのさ・・・? 父ちゃん、情けなくて涙が出てくらぁ・・・・。

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チャーシュー
普通のチャーシュー・・・○
特製チャーシュー・・・△
川崎店に行った時 (もうかれこれ8年前になりますが) 、バラ肉を使った 「特製チャーシュー」 なるものがありまして、チャーシューメンにこの 「特製チャーシュー」 をさらにトッピングしたことから悲劇が始まりました。
この時は、普通のチャーシューがコナオトシ級の硬さで、特製チャーシューは脂身の多さから 「食ってて気持ち悪くなった」 と評しています。今風に言えば 「工藤い」 になるんでしょうけど、その事があって、今回はチャーシューメンではなく、普通のラーメンをチョイスして、そこに特製チャーシューを別途トッピングすることにしました。どんなラーメンでもチャーシューは1枚か2枚は乗っかっているからという判断です。
普通のチャーシューは川崎店とは比較にならないほど、柔らかくてジューシー感も抜群でした。続いて、特製チャーシューは、川崎店と同じく、柔らかくてジューシーなんだけど、とにかくデカい。加えて別皿トッピングだから、スープに浸透していなくて、やっぱり食ってて工藤く感じました。おまけに漬け込んだとされるチャーシューの煮汁がスープに紛れ込むものだから、スープの味も変わってしまい、あまり美味くないなと感じていたスープに拍車をかけた格好になります。

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玉子・・・○
白身に弾力感があり、黄身にしっかりと味もついていました。しかし、熟し加減がイマイチでしたね。
もう少し、あと1~2mm程度、半熟であれば、評価はもっと高かったと思います。

総合評価・・・C1

やっぱり変わらなかったか・・・。っていうか、川崎店よりも低い評価になってしまいました。
スープ、麺、チャーシュー共々、 「麺プレ」 の基準を下回っています。どのラーメンも同じ事が言えますが、ラーメンはやはりスープが命。 「家系のスープはダシが決め手になる。あとは醤油を如何に上手く混ぜ合わせるか」とは “上司” の家系に対する持論なんですが、確かにダシとタレが絶妙に混ぜ合わさらないと良いスープは出来ないとは思います。今回の 「近藤家」 は、ダシで躓きましたね。
「家系御三家」 がこの程度だと、 “まともな家系” がどんどんと淘汰されていって、亜流に席巻されてしまいます。パンチの効いた家系ラーメンの出現を強く求めます。


















































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