8月10日 (日曜日) 曇り時々雨
大型の台風が西日本地域に大きな爪痕を残し、青森や北海道では最大震度5弱という大きな地震がありました。日本中がパニクっていた1日でした。
さて、些か旧聞になってしまいますが、私は先週の金曜日に日帰りで下田に行って来ました。
いつものように未明の3時に出発し、8時には下田に到着していましたが、台風の影響は金曜日に既に伊豆に押し寄せていました。
これは8日の下田・入田浜海岸の画像です。
3~4mはあろうかという高波が押し寄せています。
当然のことながら、遊泳禁止となっており、海水浴場の入口にはロープが張られていて、砂浜にも行けませんでした。下田の海水浴場はどの浜も水質が群を抜いており、私もよく 「遠くの沖縄より、近くの下田だよ」 とその良さをアピールしていますが、交通の便の悪さが災いして、あとは客層が贅沢なったからか、ここ数年は客足が途絶えており、かつての賑わいはありません。
仏壇に手を合わせて、墓参りをし、親戚従兄弟の顔を見た後、午後2時過ぎには下田を発ちました。次の日は仕事。だから早い段階で出発して、早い段階で帰京したかったのです。そして私はこの段階で大きく多寡を括っていました。それは 「お盆に入る前の平日だから、道も空いているよ」 という考え。しかし、それは大きな誤算でした。海水浴に行けない観光客が足早に帰路に就いたせいか、渋滞ではないにしても、天城峠に差し掛かる辺りからスピードが極端に遅くなり、このノロノロ運転が三島に出るまで続き、下田を出発して伊豆半島を脱出するのに2時間を要してしまいました。
極めつけは東名高速道路。沼津インターから東名に入る予定でいましたが、 「秦野中井-横浜町田 渋滞20km」 という電光掲示に愕然唖然。 「まさか・・・」 「そんなバカな・・・」 「ウソでしょっ!?」 という気持ちが交錯しました。そこで可能な限り、下道を通ろうと、沼津市の岡一色という交差点から国道246号線に入りました。吉と出るか、凶と出るか・・・。
松田町までは順調でした。しかし、秦野市内に入ると、ナビの地図は赤いライン (つまり、渋滞を意味する) が目立つようになり、しかも長く延びており、やはり下道もそうすんなりとは行かせてくれません。皆、同じことを考えているのでしょう。迂回ルートを検索しても、走る度に 「渋滞情報が変わりました。新しいルートでご案内します」 とメッセージが流れ、ナビをしてもドツボに填っている状況に陥っていました。迂回している道路が混んでいるんだもん。時折、 「何のための迂回ルートなんだよっ!!」 と、ナビに八つ当たりする場面も。結局、気がついたら平塚市内の小田原厚木道路まで出てしまい、ここでギブアップ。 “小田厚” から東名に入ることにしました。
東名、特に上り線における渋滞のサミットは、大和トンネルですが、今回も大和トンネルを先頭にした渋滞でした。それを過ぎたら、渋滞も解消されてすんなり行きましたが、家に着いたのは9時30分、下田を発って8時間という所要時間でした。因みに渋滞がなく、途中、何処にも寄らなかったら3時間半で行けます。
よく 「高速道路の渋滞に巻き込まれたら、残るべきか脱出して下道で行くべきか」という議論が繰り広げられていますが、これは答えのない “永遠のテーマ” なのかもしれません。
高速道路にしても一般道にしても、渋滞の回避方法は一長一短で、 「これが正しい」 というのは無いかと個人的には思います。高速道路の渋滞は、ノロノロでも動くし、信号が無い分、先へも進めるというメリットの一方で、一度 (ひとたび) 渋滞に巻き込まれたら、次のインターチェンジまで逃げられません。その途中でサービスエリアやパーキングエリアがあれば、そこでインターバルを置くことが出来ますが、S.A.もP.A.も無い区間ですと、トイレに行きたくなった時にゃあ、シャレになりません。一般道は高速道路以上に動かないけど、逃げ道は取りあえず幾通りかあります。しかし、その迂回路を間違えると、とんでもない場所に行かされてしまい、涙目になることもしばしば。高速にしても、下道にしても、渋滞に巻き込まれたら、それは諦めるしかないのかもしれませんね。
因みに、後で分かったことなんですが、国道246号線で松田町まで到達した時に、それを右折して国道255号線を南下し、小田原から国道1号線経由で行けば、国道1号線は渋滞無しだったとか。それは結果論です。
台風の影響はまだ残るものの、これから帰省する方も多いかと思いますが、渋滞に巻き込まれることはあっても、事故にだけは巻き込まれないようにして下さい。