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Channel: Club SKRAM ~もはねの小部屋~
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第283回

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第283回放送 (1983年7月14日)
第1位:探偵物語/薬師丸ひろ子 
第2位:トワイライト/中森明菜 
第3位:時をかける少女/原田知世 
第4位:エスカレーション/河合奈保子 
第5位:め組の人/ラッツ&スター 
第6位:僕、笑っちゃいます/風見慎吾 
第7位:悲しい色やね/上田正樹 
第8位:天国のキッス/松田聖子 
第9位:初恋/村下孝蔵 返
第10位:シャワーな気分/田原俊彦 
 
スポットライト:岡千秋・都はるみ 「浪花恋しぐれ」
薬師丸ひろ子が約1年半ぶりに1位を獲得しました。そして、原田知世が3位に食い込んだため、 「角川三人娘」 の二人が1-3フィニッシュという快挙を成し遂げるのです。さらに2位には中森明菜、4位に河合奈保子が入っているため、1位~4位を女性アイドルで占めていることも特筆せねばなりません。男性も交えて1~4位をアイドルで占めたというのは幾度かありますが、女性アイドルだけで1~4位を独占したのはおそらく、史上初ではないでしょうか? それこそ 「探偵物語」 の歌詞ではありませんが、 「でもね、たぶん、きっと・・」 そうだと思います。
 
毎度毎度で恐縮なんですが、風見慎吾が歌う時に時折ですが、 「週刊欽曜日」 で共演した小西博之と佐藤B作が応援に駆けつけたことがありましたね。佐藤B作よりもコニタンの方が目立っていましたけどね。この時のパフォーマンスが評価されたのかどうかは定かではないのですが、1985年から久米宏に代わって、コニタンが 「ザ・ベストテン」 の視界に抜擢されるのです。まぁ、この当時のコニタンはまさに 「気は優しくて力持ち」 のイメージそのものでしたよね。
 
特筆と言えば、村下孝蔵もしぶとい強さを誇っています。
第279回 (1983.6.16 O.A.) で初登場、しかし翌週 (1983.6.23) は圏外に墜ちてしまいますが、その次の週 (1983.6.30) で返り咲きます。ところが、第282回 (1983.7.7 O.A.) でまた圏外に墜ちてしまったのですが、今回またまた返り咲きました。演歌ではよくある現象ですが、ニューミュージック系では珍しいです。
 
スポットライトは岡千秋と都はるみのコンビ。とくれば、もうあれしかありません。 「そりゃあ、わいはアホや。酒は煽るし女は泣かす。せやかて、それもこれも皆、芸のためや・・・」 の間奏ゼリフが流行った 「浪花恋しぐれ」 です。 「悲しい色やね」 に続く、大阪ご当地ソングになるわけですが、1983年は大阪歌の当たり年ですね (といっても、この2曲だけですけど) 。
ご存じの通り、この歌は実在した落語家 (初代桂春団治) をモデルにした歌ですが、歌っている岡千秋は本業は作曲家。歌手を志して上京するものの (出身地は岡山県日生町) 、志半ばにして歌手への道を断念、作曲家に転身して 「浪花恋しぐれ」 が大ヒット。そして、翌年には五木ひろしの 「長良川艶歌」 でレコード大賞を獲得するなど、ヒットメーカーの名を欲しいままにしています。
この 「浪花恋しぐれ」 を始めとして、前述の 「長良川艶歌 (五木ひろし) 」 や 「瀬戸の恋歌 (川中美幸) 」 、 「大阪の女 (石川さゆり) 」 、 「津軽の花 (原田悠里) 」 、 「大阪やどり (永井みゆき) 」 、 「スカイツリーは雲の上 (さくらまや) 」 、 「来島海峡 (鳥羽一郎) 」 など、ご当地ソングを数多く手がけているのも岡千秋の特徴と言えるでしょう。
 
 
 
 
 

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